速度低下の「限界突破WiFi」、3月利用分を返金 解約金免除や移行費用負担も原因は一部ユーザーの膨大な通信

» 2020年04月01日 21時40分 公開
[田中聡ITmedia]

 エックスモバイルが提供しているデータ通信サービス「限界突破WiFi」で、3月上旬から通信速度が低下する現象が起きている。限界突破WiFiは、クラウドSIMの技術を活用し、月額3500円(税別)で「ネット使い放題」をうたうモバイルWi-Fiサービス。クラウドSIM対応のスマートフォン(jetfon)を提供している。

限界突破WiFi 「使い放題」をうたう通信サービスを提供している「限界突破WiFi」だったが……

 限界突破WiFiでは、複数のSIMカードが差し込まれた「SIMサーバ」を運用しており、ここから、各ユーザーへの通信を遠隔で割り当てている。通常の使い方であれば、満足できるデータ容量を確保できるというが、一部のユーザーが数TBという膨大なデータ通信を行ったことで、SIMサーバの稼働が不安定になり、局所定な不具合が発生しているという。

 3月7日時点では、1日の利用データ容量が3GBに達した場合、下り1Mbps前後に速度が低下していた。その後、メーカーに改善要求をしたところ、3月12日時点で低速時の速度は下り5Mbps前後に改善された。

 その後もメーカーや供給先との交渉を続けてきたが、供給元からの「突然の条件変更」により、4月1日以降は「1日5GBまでは高速通信が可能」「5GBを超えると下り4Mbps、上り1Mbpsに速度低下」「1日10GBを超えると128kbpsに低下」が最善策だという。通信量は毎日24時にリセットされる。

 つまり現状では、同社がうたう「ネット使い放題」は提供できない状況となっている。そこで、納得できないユーザーに対しては、3月の利用料金(3500円)と解約手数料(1万8000円)なしで解約可能とする。(解約はしないが)3月の利用環境に納得のいかないユーザーに対しては、3500円の返金対応をする。

 さらに、「完全無制限で使えると聞いたから、固定回線や大手キャリアを解約して、限界突破WiFiを契約した」といったユーザーに対しては、もとの環境に戻るための費用(固定回線やキャリアの初期費用など)もエックスモバイルが負担するという。同社はお知らせのページで、返金申請フォームと解約申請フォームを案内している。

限界突破WiFi エックスモバイルのお知らせ

 エックスモバイルの木野将徳社長は、YouTubeのチャンネルで、今回の速度低下に関する経緯と対応について説明している。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年03月27日 更新
  1. iPhoneでもミリ波の恩恵を ソフトバンクが模索する「ミリ波×Wi-Fi」という新解法 (2026年03月25日)
  2. 文末の「。」が威圧感を与える? 20代の約半数が気にする“マルハラ”を防ぎ、チャットで好印象を与える3つの工夫 (2026年03月25日)
  3. ソフトバンクのRCSが「iPhone」に対応 iOS 26.4以降にアップデートすれば利用可能 (2026年03月26日)
  4. ファミマ、シチズン共同開発の「腕時計」発売へ 1998円で10気圧防水、ファミマカラーがアクセント (2026年03月26日)
  5. ドコモの「dバリューパス」に月額550円を払って、結局いくら得をするのか? (2026年03月25日)
  6. USB Type-C端子をマグネット化できる「エレコム マグネット変換アダプタ」が15%オフの1088円に (2026年03月25日)
  7. ソフトバンクの「Galaxy Z Fold7(256GB)」、MNPで2年間約6万円に 3月27日まで【スマホお得情報】 (2026年03月25日)
  8. ソフトバンクが「今回もやる」とGalaxy S26を月額1円で販売――販売方法を早急に見直さないと撤退を迫られるメーカーも (2026年03月08日)
  9. スマートウォッチ「wena」が復活を果たしたワケ ソニーから独立した對馬氏が語るスタートアップの勝算 (2026年03月24日)
  10. ファーウェイ時代再来か? 中国スマホ市場2025年振り返りと2026年の展望 (2026年03月26日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年