4.7型ディスプレイを搭載した第2世代の「iPhone SE」が、4月24日から順次発売されます。iPhone 11シリーズと同じプロセッサを搭載しながら4万円台からという安さが特徴です。そんなiPhone SEは買いなのでしょうか? ITmedia Mobile編集部の見解を紹介します。
サブ機として安価に運用するのはアリかも
6.5型の「iPhone 11 Pro Max」を使っている身としては、4.7型のiPhone SEは、もはやディスプレイが小さすぎるレベルです。スマホで動画を視聴したり電子書籍を読んだりすることが日常的になっているので、今より小さい画面には戻れないですね。
ただ、iPhone 11 Pro Maxはデカくて重いのが難点。ゲームや動画視聴などで長時間使っていると、手が疲れることもしばしば。iPhone 11 Pro Maxより78gも軽い148gのiPhone SEなら、長時間使っても大丈夫そう。幅もiPhone 11 Pro Maxより0.8mm細い67.3mmなので、片手での操作にも向いています。
そして何と言ってもTouch ID搭載のホームボタン。ご多分に漏れず、筆者もマスクを装着した状態だとFace IDが機能せず、ロック解除の瞬間だけマスクをずらしています。テレワークになったので外出先でiPhoneを使うシーンは減りましたが、Apple Payやコード決済を利用する際はロック解除が必須になるので、やはり不便。Touch IDならそうしたストレスからは解放されるので魅力を感じています。
メイン機としてiPhone SEを買うことはないでしょうが、4万4800円(税別)からという安さもあり、外出時に使うサブ機としてならアリだと思えます。サブ機として使うにしても回線が必要ですが、iPhone SEはeSIMに対応しているので、使う分だけチャージするIIJmioのeSIMプラン「データプラン ゼロ」と相性がよさそう。また、1年間無料の「Rakuten UN-LIMIT」が使える楽天モバイルのSIMを入れ替えて使ってもいいでしょう(動作保証対象外ですが、恐らく使えるはず)。
iPhone 7以前を使っている人なら買い
新しいiPhone SEは、iPhone 11シリーズと同じプロセッサを備え、Wi-Fi 6にも対応してこの値段。非常のお手頃感があっていいですね。iPhone 8のボディーをベースにしているとはいえ、ちょっと頑張りすぎな価格設定な予感もしています。絶対買いですよ、特にiPhone 7以前を使っている人には。
資金面の都合で現在もiPhone XSを使っている私。最新プロセッサを搭載しているのでぜひ欲しい……と言いたいところなのですが、想像以上にFace IDに慣れすぎてしまったのと、現状でも処理能力面で不満は全くないので、きっと、きっと秋に出るであろうiPhone XSの後継機種を待ちます。
「Face IDよりもTouch IDの方が早く認証できるのでは?」と思うかもしれませんが、普段の認証はFace IDの方がサッとできるんですよね。Apple PayやApp Storeの認証はTouch IDの方が早いのは間違いないのですが、決済系はもっとサッとできるAndroidおサイフケータイに普段の利用を寄せているので問題にならず……。最近は「マスクをしていると認証してくれない」問題がありますが、私の場合はTouch IDの「指の状態が良くないと」問題の方が気掛かり(Face IDはマスクを一瞬下げればいいだけなので)。
本当は、一部のAndroidスマホと同じく指紋認証と顔認証の両方ができるのが理想です。新モデル、Face IDとTouch IDが両立するといいなぁ……。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.