NTTドコモの「モバイル社会研究所」は、6月10日にスマホ・ケータイのセキュリティ対策実施状況について調査結果を発表した。調査対象は全国15歳から79歳の男女(2014年〜2016年は15歳以上の男女)。
調査対象に「画面ロック」やOSアップデート、ウイルス対策アプリの利用などについて聞いたところ、いずれのセキュリティ対策も実施率は年々増加傾向がみられた。特に対策は特に行っていない」は、2014年の53.7%から2020年の22.9%まで30ポイントほど減少している。
同社はセキュリティ対策の未実施率が減少している背景としてスマホ所有率の拡大が考えられるとし、スマホ所有者と従来のケータイ所有者でセキュリティ対策実施状況を集計した。その結果、従来のケータイ所有者の「対策は特に行っていない」の割合は2014年から2020年にかけては6割程度で変化がない一方、スマホ所有者の「対策は特に行っていない」という割合は2014年の32.8%から2020年の16.8%まで15ポイントほど減少している。これによりスマホ所有率の拡大、スマホ所有者のセキュリティ対策未実施率が年々減少しているため、携帯のセキュリティ対策未実施率が減少していることが伺える、としている。
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