「Xperia 1 II」のカメラを試す(前編) 本職デジタルカメラ的な写りが魅力荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(3/3 ページ)

» 2020年06月15日 10時45分 公開
[荻窪圭ITmedia]
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本職デジタルカメラ的な写りが魅力

 その他のXperia 1 IIの特徴はというと、伝統のカメラキー。カメラ的に使いたい人にはこっちの方が押しやすい。カメラキー連写をオンにしておくと、これで高速連写できる。

Xperia 1 II このカメラキーのおかげでカメラ感覚で撮れる

 連写速度は最高で秒20コマ。AF-CモードにするとAF追従しながらの秒20コマだが、それはPhotography Proアプリが必要になる。

 また、秒20コマの連写ができるのは標準カメラのみで、超広角と望遠カメラでは秒10コマになる。

Xperia 1 II 走り抜けていく列車を連写で追いかけた中の1枚

 AFは動物瞳AFにも対応……実はこれが使えるのもPhotography Proのみで標準カメラアプリでは未対応だ。残念。

 でもAFはToFカメラも相まってかなり賢くなったので、特にタッチAFしなくても、ちゃんと猫の顔にピントが合ってくれた。これはよい。

Xperia 1 II 猫瞳AFはPhotography Pro待ちになっちゃったが、動物AFがなくてもちゃんとピントが合ってくれたのであった

 これなんかもメインの被写体をわざと中央からはずしたのだけど、ちゃんとフォーカスが来ているし。

Xperia 1 II 夜の公衆電話。ちゃんと電話機にフォーカスがきている(ちょっとぶれちゃったけど)

 このままついでに夜景を。特に夜景モードは持っていないが、暗所では撮影にちょっと時間をかけてきれいな夜景を撮ってくれる。

 今トレンドになっている夜景モードのようにシャドー部をぐっと持ち上げてダイナミックレンジを極端に広げたりはしていない。そういう意味で、トレンドを追っていないカメラだ、というのはいえる。

Xperia 1 II 夜景と判断された
Xperia 1 II イマドキの夜景モード(ナイトモード)を見慣れていると、ちょっと地味に見えるかもしれないけど、暗いところがぎゅっと閉まっていてよい感じ

 トレンドは追っていないけど、さっとスナップを撮ったときの基本画質やレスポンスはすごくいい。

 AFは明らかに賢くなって、特にタッチAFしなくても撮りたいものにさっと合ってくれるし、標準カメラを使っている分にはめちゃ快適。

Xperia 1 II ほわっといい感じにフォーカスが来ている、たんぽぽの種

 カメラキーを使いこなせば、ロック状態から長押しでカメラを起動してカメラキーでさっと撮るっていうスナップ用途がすごく快適なのだ。画質も安定していてカメラ的。何気ないカットに味が出る。

Xperia 1 II あじさいを半逆光で。夕方のやや赤くなった陽射しの感じも出ている
Xperia 1 II ケーキ店のショウルーム。何気ないカットだけど、色も風合いもすごくリアルに出ていていい感じだ
Xperia 1 II 町を歩きながら「はっ」と思ってシャッターを切るというスナップの楽しさがここに。フォーカスも合ってほしいところに勝手に合ってくれていた。さすが。

 Xperia 1 IIはハデハデでバリバリな画作りのスマホカメラに比べると地味かもしれないけど、カメラの評価軸って1つじゃない。

 そうだな、印象派のイマドキスマホカメラに比べて、写実派のXperia 1 IIといっていいかも。撮った後でさまざまなアプリを自分のイメージに合った写真に仕上げるのならXperia 1 IIの方がいい。これはよいカメラである。

 惜しむらくは望遠カメラかな。センサーサイズが小さいのもあるけど、こちらはもうちょっと頑張ってほしかった。

 動画も一応。4K対応だけど、より扱いやすいフルHDで撮ってみた。

珈琲豆屋さんの店頭で店主の趣味と思われるNゲージが走っていたので撮らせてもらった

 後は、Photography Proをフィーチャーした後編で(Photography Proを使えるようになったらやります、たぶん)。猫瞳AFとかAF-CでのAF追従連写とかRAWデータでの撮影とかやってみたい。

モデル:長谷川実紗


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