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» 2020年06月30日 17時45分 公開

5Gの契約数は2万 PHSの契約数は残り162万――総務省が2020年3月末時点の「電気通信サービスの契約数とシェアに関する四半期データ」を公表

総務省が四半期ごとにまとめている「電気通信サービスの契約数とシェアに関する四半期データ」の最新版が公表された。5Gの契約数が初めて公表され、全キャリア合わせて「2万契約」であることが判明し、新型コロナウイルスの影響でサービス終了が延期されたPHSは162万契約が残存していることが分かった。

[井上翔,ITmedia]

 総務省は6月29日、2019年度第4四半期(2020年3月末)時点における「電気通信サービスの契約数及びシェアに関する四半期データ」を公表した。今回の集計では5G(第5世代移動通信システム)の契約数が初めて記載され、その実数が「2万」であることが明らかとなった。

 この記事では、携帯電話、PHSとBWA(ワイヤレスブロードバンド:WiMAX 2+やAXGP)を合わせた「移動系通信」に関するデータの概要をお伝えする。

5Gは2万契約 PHSは162万契約

 2020年3月末時点において、移動系通信の総契約数は1億8661万件(重複契約を控除した場合)となり、前年度同期比で3.4%増加した。そのうち、携帯電話の契約数は10億8480万件となり、前年度同期比で4%増加している。

 携帯電話の世代別の契約数は、5Gが先述の通り2万件となった他、LTEが1億5262万件で前年度同期比で11.7%増となった。一方、3G(W-CDMAとCDMA2000)の契約数は前年同期比で35%減の3227万件に、PHSの契約数は前年同期比で21.4%減の162万件となった。

 5Gの契約数について、NTTドコモは「3月末までの契約者数は1.4万」と公表しているが、au(KDDIと沖縄セルラー電話)やソフトバンクは公表していない。単純計算すると、auとソフトバンクを合算した5G契約数は6000件程度ということになる。

契約数推移 移動系通信の契約数。単純合算した場合は2億5772万件となる
契約数推移 規格別の契約者数の推移

MVNOのシェアは13.2% トップは依然「楽天モバイル」

 移動系通信の事業者(キャリア)別の契約数シェアは以下の通りとなった(大手キャリアはMVNOに提供する回線を控除)。

  • NTTドコモ:37.3%(前年度同期比0.6ポイント減)
  • KDDIグループ(※1):27.6%(前年度同期比0.2ポイント増)
  • ソフトバンクグループ(※2):21.8%(前年度同期比0.0ポイント減)
  • MVNO:13.2%(前年度同期比1.3ポイント増)

(※1)KDDI、沖縄セルラー電話、UQコミュニケーションズ
(※2)ソフトバンクと旧ワイモバイル

移動系通信 移動系通信の契約数シェアの推移
携帯電話 移動系通信のうち、携帯電話を抜粋した場合の契約数シェアの推移

 MVNOサービスの契約数は2465万件(※3)で、前年同期比で14.7%増となった。MVNOの数は、MNOと直接契約する「一次MVNO」が前年度同期比で80社増の608社、MVNEを含む別のMVNOから回線を借りる「二次以降のMVNO」は前年度同期比で43社増の520社となった。

 「SIMカード型」のサービスを提供するMVNO(※4)における、契約数シェア上位5社は以下の通り。

  • 楽天モバイル:17.9%
  • インターネットイニシアティブ(IIJ):13.1%
  • NTTコミュニケーションズ:10.6%
  • オプテージ:8.7%
  • LINEモバイル:5.7%

(※3)大手キャリア(MNO)が、グループ内のMNOの回線を借りる分は控除(KDDIや沖縄セルラー電話がUQコミュニケーションズから借りるWiMAX 2+回線、ソフトバンクがWireless City Planningから借りるAXGP回線など)
(※4)MNOのグループ内取り引きは控除

MVNO推移 MVNOサービスの契約数の推移(MNOからの報告値ベース)
推移 MVNOサービスの区分別の契約数の推移(契約者数3万超のMVNOからの報告値ベース)。一般的なMVNOサービスは「SIMカード型」に分類される
MVNO数 MVNOの数の推移。増加傾向は続いている

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