今回のXperia 1 IIは、スマホの操作に慣れた人ほど使いやすい理想的なモデルだ。高画質な映画やゲームを余計なノイズなく楽しめる平面ディスプレイに、縦長で2画面アプリ操作が楽で、高品質なステレオスピーカーやイヤフォンジャック、充実したゲーム機能など、スマホのヘビーユーザーにとってうれしい機能が詰め込まれている。ヘビーユーザーにとっての実用性では、今回の5G搭載モデルでもトップクラスと言っていいだろう。
それだけに、カメラ周りの絵作りや細かいUIが、今どきではないのが気になる。特に日本のスマートフォン市場のXperiaは、老若男女問わず名前を知っている日本メーカーだから買うという場合も多いだけに、もう少しだけ今の流行である「SNSで共有しやすい・映える画像や動画を作る機械」という方向に振ってもいいのではないだろうか。今回、Photography Proの追加により、写真と動画撮影の本格撮影アプリがそろったので、ちょうどいい機会ともいえる。
筆者としては、XperiaでαやVENICEを追いかけるよりも、VLOGCAMやRX0 IIの機能を持たせて、アクションカムや遠隔操作できるカメラとして使える方がうれしいのだが。
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