既報の通り、シャープは2020年秋から順次、AQUOSスマートフォンの新モデルを投入する。いずれもミドルレンジあるいはミドルハイレンジモデルで、一部は5G(第5世代移動通信システム)にも対応する。
この記事では、新モデルの「AQUOS zero5G basic」「AQUOS sense5G」「AQUOS sense4」「AQUOS sense4 plus」について、筆者の視点から注目すべきポイントを解説していく。
AQUOS zero5G basicは、5G対応モデルの1つ。「AQUOS zero」「AQUOS zero2」と連なるAQUOS zeroシリーズの最新作でもある。
従来のAQUOS zeroシリーズは「ハイエンドなのに軽量」という特徴を持っていた。しかし、今回登場したAQUOS zero5G basicは、5G対応ではあるがプロセッサ的には「ミドルハイ」で、重量も約182gと軽くない。
この点について担当者に尋ねてみると「AQUOS zeroシリーズは画面の没入感を高めていることと、映像の美しさが特徴」とのことで、シリーズの展開的には「軽くない」モデルも想定していたようだ。
名前にわざわざ「basic(ベーシック)」と付けていることから、今後の展開次第ではハイスペックモデル、あるいは軽さに全振りしたモデル、究極的には両者を兼ね備えたモデル……といった具合にベーシック“ではない”モデルが登場する可能性もある。
また、リフレッシュレートの高いディスプレイを始めとして、ゲーミング利用を意識していることも既存モデルから変わりはない。ゲームアプリを安定して動作させるために放熱機構に工夫も凝らしている。
また、ゲーミング用途を意識して、独立した3.5mmイヤフォンマイク端子も備えている。特に、音の遅延がスコアに影響する音楽ゲームプレーヤーにはありがたいはずだ。なお、今回発表された新モデルには全て3.5mmイヤフォンマイク端子がある。
USB Type-C端子は「DisplayPort Alternate Mode」による映像出力にも対応しており、別途ケーブルやアダプターを用意すればテレビなどにプレイ画面を映し出すことも可能だ。
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