ベーシックモデルのAQUOS sense4とAQUOS sense5Gは、本体の寸法や重量が全く同じで、保護カバーや画面保護フィルムも共通して使える。ディスプレイやカメラも同一スペックのものを備えており、まさしく“うり二つ”である。
それぞれにボディーカラーが3つ用意されており、うち2色は共通だ。同じカラーのものを裏返して並べると、本当にどちらがどちらか分からなくなる。
両モデルに固有のカラーなら、すぐ見分けが付く。AQUOS sense4では「シルバー」、AQUOS sense5Gでは「オリーブシルバー」という専用色が用意されている。どちらもシルバー系統だが、その名の通りオリーブシルバーは緑がかっているので「こっちがAQUOS sense5G(sense4)だ!」とすく分かる。
共通色であるライトカッパーとブラックは見分けが付かないかというと、そうでもない。実は、背面と側面/上面・下面との境界と、ボリュームキーとアシスタントキーの間で見分けが付くのだ。
AQUOS sense5Gでは、背面と側面/上面・下面との境界と、ボリュームキーとアシスタントキーの間にうっすらと“ライン”が入っている。このラインは「5G電波の受信感度をより良くするための工夫」(担当者)だ。一方で、AQUOS sense4はLTEモデルであるためラインが入っていない。
AQUOS sense4は2020年秋以降、AQUOS sense5Gは2020年冬以降(2021年春)に発売を見込んでいる。登場時期がずれることがあるが、本体の「目利き」をしたい人はこの違いを念頭に置いておくとよいだろう。
AQUOS sense4 plusはAQUOS sense4の大画面モデル……なのだが、「AQUOS sense3」と「AQUOS sense3 plus」の関係と比べると、機能面でアッパーモデルであることは共通であるものの、デザインにおけるモデル間の共通点がほとんどない。
モデル名を聞かない限りは、AQUOS sense4とAQUOS sense4 plusが「兄弟(姉妹)機」とは思うことないだろう。
この点について担当者に尋ねた所、「デザインは弊社(シャープ)のチームが行った」という以上の詳しい説明は得られなかった。
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