Googleは10月15日、5Gスマートフォン「Pixel 5」「Pixel 4a(5G)」を発売する。Googleストア(直販)価格は、Pixel 5が7万4800円(税込み)、Pixel 4a(5G)は6万500円(同)となる。Pixel 5についてはau(KDDIと沖縄セルラー電話)とソフトバンク、Pixel 4a(5G)はソフトバンクでも取り扱う。
Pixel 5は、Googleの最新フラグシップスマートフォンとなる。ただし、従来のPixelスマートフォンとは異なり、プロセッサがハイエンド向けではなくミドルハイレンジ向けのものとなり、販売価格も抑制されている。
プロセッサはQualcommの「Snapdragon 765G」で、メインメモリは8GB、ストレージが128GBとなる。ディスプレイはフルHD+(1080×2340ピクセル)の6.0型有機ELで、高速駆動(リフレッシュレート最大90Hz)に対応する。
バッテリー容量は4080mAhで、ユーザーによる交換はできない。外部接続端子はUSB 3.0 Type-CでUSB Power Delivery(USB PD)による急速充電に対応する。3.5mmイヤフォンマイク端子は備えない。Qi(チー)規格に準拠したワイヤレス充電にも対応する。他のQi対応デバイスに給電する機能も備える。
アウトカメラは1220万画素のメイン(広角)と1600万画素の超広角のデュアル構成で、インカメラは800万画素のシングル構成となる。
SIMカードはnanoSIMとeSIMのデュアル構成となる。5G通信は、日本向けモデルはSub-6のみ対応する。具体的な対応通信規格と、対応周波数帯(Band)は以下の通り。
その他の無線通信は、Wi-Fi 5(IEEE 802.11ac)とBluetooth 5.0に対応する。日本向けモデルは、NFCに加えて「おサイフケータイ」にも対応する。
Pixel 4a(5G)は、8月20日に発売された「Pixel 4a」の5G対応モデルという位置付け。通信面以外でも幾つかの要素でスペックアップが図られている。
メインメモリは6GBで、内蔵ストレージは128GBとなる。ディスプレイはフルHDの有機ELだが、高速駆動には対応しない。
バッテリー容量は3885mAhで、ユーザーによる交換はできない。ワイヤレス充電には対応しない。外部接続端子は、USB 3.0 Type-C端子に加えて3.5mmイヤフォンマイク端子も備えている。
ボディーサイズは約74(幅)×153.9(高さ)×8.2(厚さ)mmで、重量は約168gだ。防水や防塵性能は特に明記されていない。
その他の主要な仕様は、Pixel 5と同様だ。
Pixel 5とPixel 4a(5G)は、日本の主要なキャリアでの通信に対応する。Googleストアでの販売分はSIMロックフリーだ。
先述の通り、Pixel 5はauとソフトバンクで、Pixel 4a(5G)はソフトバンクでも取り扱われる。auがPixelシリーズのスマートフォンを取り扱うのは、これが初めてだ。Pixel 4a(5G)は、LTE(4G)モデルと同様に国内ではソフトバンクのみが取り扱う。
両キャリア共に、10月1日10時からオンラインショップと取扱店で販売予約を受け付けている。
auでは、Pixel 5を購入したユーザーを対象とする「Google Pixel 5 購入キャンペーン」を11月30日まで開催する。
同日までにauでPixel 5を購入した上で特設サイト」から応募すると、もれなく5000円分の「au PAY」残高がもらえる。
ソフトバンクでは、Pixel 4a(5G)やPixel 5を購入したユーザーを対象とする「PayPayボーナスがもらえるキャンペーン」を開催する。
ただし、10月1日10時現在、キャンペーンサイトなどは開設されていない。
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