世界を変える5G

「iPhone 12 Pro Max」と「Galaxy Note20 Ultra 5G」「Xperia 1 II」のスペックを比較 大画面ハイエンド5Gスマホの特徴は?(2/3 ページ)

» 2020年11月05日 19時00分 公開
[井上翔ITmedia]

アウトカメラ

 アウトカメラは、どの機種も3眼(トリプル)構成で、レーザーを使った距離センサー(レーダー)も別途備えています。レーザー式の距離センサーは、暗所でのオートフォーカス(AF)速度の改善に役立ちます。iPhone 12 Pro Maxの「LiDARレーダー」は、AR(拡張現実)アプリでも活用できます。

 ……と、少し話がそれそうになりましたが、アウトカメラは3機種共に「広角」「超広角」「広角」という組み合わせです。3機種共にHDR動画の撮影に対応しています。

  • iPhone 12 Pro Max:1200万画素(広角/F1.6)+1200万画素(超広角/F2.4)+1200万画素(望遠/F2.4)
  • Galaxy Note20 Ultra 5G:1200万画素(広角/F1.8)+1億800万画素(超広角/F2.2)+1200万画素(望遠/F3.0)
  • Xperia 1 II:1220万画素(広角/F1.7)+1220万画素(超広角/F2.2)+1220万画素(望遠/F2.4)

 特筆すべきは、Galaxy Note20 Ultra 5Gの超広角カメラ。1億画素超のセンサーを搭載しています。この画素の高さを活用した超解像ズームや、8K(7680×4320ピクセル)動画の撮影も魅力です。

 iPhone 12 Pro Maxは、兄弟機の「iPhone 12 Pro」と広角カメラと望遠カメラの特性が異なり、特に広角カメラではセンサーシフト式の手ブレ補正に対応しています。レンズ側に手ブレ補正機構を備える場合と比べると、特に動画撮影時のブレを抑制できることがメリットです。

 Xperia 1 IIは、人間の目にピントを合わせる「瞳AF」(※1)、薄暗い場所でノイズを抑制した写真を撮れる「低照度撮影」など、ソニーの一眼カメラ「α(アルファ)」の技術を取り入れたカメラエンジンを搭載していることが魅力です。アルファと同じようなユーザーインタフェース(UI)で撮影できるアプリ「Photography Pro」(※2)や、HDR動画を撮れるアプリ「Cinematography Pro」も使えます。

 なお、センサーやレンズの厚みから来る制約で、3機種共にアウトカメラの周辺部が出っぱっています。人によっては、気になるかもしれません。

(※1)超広角カメラで利用する場合、端末の出荷時期によってはソフトウェア更新が必要です
(※2)端末の出荷時期によってはソフトウェア更新後にプリインストールされます

iPhone 12 Pro Max iPhone 12 Pro Maxの広角カメラと望遠カメラは、iPhone 12 Proから特性を変更している
Galaxy Note20 Ultra 5G Galaxy Note20 Ultra 5Gは、1億800万画素の超広角カメラが魅力です
Xperia 1 II Xperia 1 IIは、一眼カメラ「α」の技術を生かしたカメラ機能が魅力です

その他の特徴

 その他、各機種ならではの特徴もあります。特に注目したいポイントを紹介します。

iPhone 12 Pro Max

 iPhone 12 Pro Maxは、nanoSIMカードと「eSIM」のデュアルSIMに対応しています(※3)。eSIMは本体内に内蔵されており、インターネット経由で契約情報を書き込めることが特徴です。日本ではIIJ(インターネットイニシアティブ)や楽天モバイルなどが発行しており、総務省の方針で今後普及が進むとみられています。

 インカメラでは、赤外線カメラを活用して精度の高いポートレート(背景をぼかした写真)撮影が可能です。

(※3)nanoSIMカードとeSIMカードの両方を有効にしている場合、5G通信を利用できません。5G通信を利用したい場合は、どちらか片方のSIMカードの通信をオフにする必要があります(参考記事

eSIM nano SIMとeSIMのデュアル対応で、電話番号を使い分けられます

Galaxy Note20 Ultra 5G

 Galaxy Note20 Ultra 5Gは、付属のスタイラスペン「Sペン」を使った操作が魅力です。Sペンの書き(描き)味は世代を経るごとに改善しており、遅延(レイテンシー)は9ミリ秒と精緻な絵描きにも利用できるレベルとなっています。音声を録音しながら手書きメモを取ることもできます。

 5Gスマホとして見た場合は、より高速な「ミリ波」での通信にも対応しています。ミリ波通信に対応しているエリアはまだ限られていますが、端末もまだ限られています。5Gの“真価”を体感できる場所に行く機会が多いなら、見逃せないメリットです。

Sペン Galaxy Noteシリーズの特徴であるSペンは、さらに書き(描き)味が向上しました(画像はイメージです)

Xperia 1 II

 Xperia 1 IIは、最近のハイエンドスマホでは省略されがちな3.5mmイヤフォンマイク端子が搭載されています。とりわけ、音声の遅延(レイテンシー)がプレイ感を左右する音楽ゲームをプレイする機会が多い人にはうれしい装備です。手持ちの有線イヤフォンや有線ヘッドフォンを使いたいという人にもありがたいはずです。

3.5mmジャック 最近は省かれがちな3.5mmイヤフォンマイク端子を搭載していることが魅力です

価格はやはり高め……

 今回紹介した3つの5Gスマホは、いずれもハイスペックゆえに高価。割引前の税込み販売価格は販路を問わず12万円を超えます。

  • iPhone 12 Pro Max(Apple直販):12万9580円(128GB)/14万1680円(256GB)/16万58880円(512GB)
  • Galaxy Note20 Ultra 5G:14万5728円(ドコモ版)/15万9830円(au版)
  • Xperia 1 II:12万3552円(ドコモ版)/12万2500円(au版)/13万6400円(SIMフリー版)

 高価ではあるものの、3機種共に少なくとも3年間は最前線で使えるスペックを備えています。大画面かつ性能の良いスマホを探している人は、ぜひチェックしてください!

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