中国のスマートフォンメーカーOnePlusは12月21日(現地時間)、センサーと連動して背面の色が変化するコンセプト端末「OnePlus 8T Concept」を発表した。10月発表の「OnePlus 8T」をベースに、新開発のモーショントラッキングレーダーと、そのレーダーと連動して色が変化する特殊加工の背面素材を追加した。
背面に採用したのは、同社が「ECMF(Electronic Color, Material and Finish)」と呼ぶ技術。ガラスに金属酸化物を含む色が変化するフィルムを載せ、電圧をかけると金属酸化物の活性化で色が変化するようにした。
センサーの新技術「mmWave」は、5G技術の応用という。米Googleが「Pixel 4」で採用したモーションセンサーのように、オブジェクトを認識し、位置を特定し、追跡できる。
この2つの新技術を組み合わせることで、着信を背面の色の変化で知らせ、ユーザーは端末に触れずにジェスチャーで通話を開始したり拒否したりできる。また、ユーザーの呼吸と動機して色を変化できるようにして端末をバイオフィードバック端末にすることも可能だとしている。
あくまでもコンセプト段階であり、この機能を搭載した端末が発売されるかどうかは不明だ。OnePlusは今年の1月、CESでコンセプト端末「Concept One」を披露したが、商品化はしていない。
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