1億800万画素の「Galaxy Note20 Ultra」がどんなにウルトラなのか試してみた荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(5/5 ページ)

» 2021年02月05日 11時30分 公開
[荻窪圭ITmedia]
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ナイトモードは相変わらず優秀なのだった

 ナイトモードは超広角、広角、望遠のどのカメラでも使える。5xの望遠でナイトモードが使えるのはいい。

 順番に撮ってみた。どれも優秀。白飛びもほどよく抑え、暗部もしっかり描写できている。

Galaxy Note20 超広角でナイトモード。ややコントラストは低めだが白飛びも黒つぶれもない。空が白っぽいのは曇天だったため
Galaxy Note20 広角でナイトモード。黒の締まり方も照明の明るさもきちんと表現されている
Galaxy Note20 5倍の望遠でナイトモード。望遠でのナイトモードはありがたい

 もう1つおまけ。暗い古民家でナイトモードを使ってみた。通常の写真モードで撮るときよりディテールがくっきりしている。

Galaxy Note20 暗い古民家の土間で壁にぶら下がってた各種わら製品をナイトモードで。この解像感の高さはいい

8K動画は3000万画素高速連写として使う?

 最後は動画の話。

 動画は最高で8K動画の24fps。8K動画って1フレームあたり7680×4320……つまり約3000万画素というデカいサイズなわけで、それこそセンサーの画素数がそれ以上ないと撮れないし、そのサイズの画像を秒24枚撮影する速さが必要で、実現したのはすごいのだが、8K動画の再生環境や編集環境を持っている人ってそうはいない。オーバースペックではあるのだが、「16:9で3000万画素の画像を秒24枚の連写できる」と思うだけですごい。

Galaxy Note20 8K動画を再生中の画面。ここで左上のアイコンをタップするとそのフレームを画像として切り出してくれる
Galaxy Note20 8K動画から切り出した七面鳥

 動画としての実用性という意味では、4K動画の30fpsくらいがいい(60fpsになると追尾オートフォーカスが使えなくなる)。

 それで撮影してみた鶏の動画がこちらだ。

 最初フェンスに合っていたピントがスッと鶏にあうさまはなかなかスムーズでいい。

4K動画で鶏。手振れ補正もちゃんと効いている

 機能が多くて長くなったけど(他にも、1回の撮影で自動的に動画や静止画を残してくれるシングルテイク機能もあるし)、カメラ性能に力を入れたGalaxyのウルトラ組の片割れがこのNote20 Ultra。望遠カメラやインカメラなどでS20 Ultraの方がスペック的に上の面もあるけど、1億800万画素の自社開発のセンサーをしっかり使い、超広角も望遠もほどよく搭載し、画面もデカく、撮影にも撮影した画像メモへの書き込みにも使えるSペンがついているって意味で、これがGalaxyシリーズではこれが最高峰かなと思う。

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