通信キャリアのプラン変更/乗り換え検討先、上位は「ドコモ」と「楽天モバイル」 MMD研究所調べ

» 2021年03月11日 15時45分 公開

 MMD研究所は3月11日、「通信サービスのプラン変更・乗換え意識」の結果を発表した。この調査は18〜69歳の男女4万人を対象に実施した「2021年3月 通信サービスの利用動向調査」からまとめたもので、通信契約をしている携帯電話やスマートフォンを利用している3万7731人を対象に行われた。ただし、この調査では、アンケートの集計数を実際の人口比に合わせるために「ウエイトバック集計」を実施している。また、ソフトバンクの「LINEMO(ラインモ)」については、調査時は仮称の「SoftBank on LINE」という記載で調査を行っている。

 調査時点で原則として無料の「Rakuten UN-LIMIT」を使っている人以外に通信の月額料金を尋ねた所、大手3キャリアの平均は6786円、Y!mobile/UQ mobileの平均は3548円、MVNOの平均は2030円となった。実際の支払額の分布では、大手3キャリアは「4000円〜5000円未満」と「5000円〜6000円未満」(各12.4%)、Y!mobile/UQ mobileは「2000円〜3000円未満」(32.6%)、MVNOは「1000円〜2000円未満」(55.8%)が最多となった。

MMD研究所 通信会社に支払っている通信の平均月額料金
MMD研究所 通信会社に支払っている通信の平均月額料金詳細

 新規契約やプラン変更などの手続きをオンライン(インターネット)上で行ったことがあるかどうか尋ねた所、「オンラインでの契約経験がない」と答えた比率はauが最も高く(73.6%)、ソフトバンク(72.1%)、NTTドコモ(64.4%)という順で続いた。逆に、楽天モバイル(Rakuten UN-LIMIT)やMVNOを使っている人は、オンライン手続きの経験率が高めだ。

MMD研究所 オンラインの契約経験

 メインで利用しているキャリアにおいてプラン変更や乗り換え(MNP)を検討しているか聞いた所、「検討している」と答えた比率は37.0%となった。検討中のユーザーに対して検討先を3つまで聞いたところNTTドコモ(ahamo以外のプラン)が最も多く24.7%、次いでahamoが21.8%、Rakuten UN-LIMITが18.1%となった。

MMD研究所 メイン利用の通信会社の料金プラン変更・乗り換え検討先
MMD研究所 メイン利用の通信会社の料金プラン変更・乗り換え検討先(キャリアプラン別)

 サブ端末を持っていない3万3626人を対象に「2台目のスマートフォン」の契約を検討しているか聞いた所、「検討している」と答えた人は5.6%だった。検討していると答えた人に契約検討先を3つまで聞いた所、Rakuten UN-LIMITが24.8%、次いでNTTドコモ(ahamo以外のプランが18.7%、ahamoが15.4%となった。

MMD研究所 2台目のスマートフォンの通信会社の契約検討先

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