では、その他の被写体もいろいろと撮ってみる。
菜の花。ちゃんとAIが「花」だと認識。実は陽射しを浴びた菜の花って白トビしやすかったり、色が青っぽく写ったりしがちなのだけど、実にきっちりと撮ってくれた。これはよい。
料理はきっちりと料理と認識した上でこんな感じ。旗が立っているハンバーガー。
動物もOK。こんなアングルでもちゃんと「猫」と認識してくれたのはエライ。中には顔が見えていないと認識してくれないカメラもあるから。
で、室内で普通に撮ったらちょっと色が寂しい。飼い主としてはもうちょっとキジトラっぽい赤みが欲しいと思って、フィルターで「グルメ」にしてみた。ちょっと赤っぽくなって彩度が上がるから。そしたら正解。いい感じの色になった。このフィルター機能、意外に使えるのだ。
ちょっと面白かったのが「向きについて通知」機能。
カメラ設定の中にあり、「スマートフォンが地面と平行になったときに現在の向きを通知する」とある。
スマートフォンって真上や真下を向いているとき、横位置で撮るべきか縦位置で撮るべきか判断できないので、例えば料理や書類を真上から撮ると縦横が90度回転した写真になりがちなのだ。
これをオンにしていると、真上や真下に向けたとき「現在の向き」を教えてくれるのだ。
こんな風に。
撮る前に気付いたら直せばよいのである。
動画は最高で4Kまで。でもこのクラスで4Kはちょっときついかな感はある。フルHDなら手ブレ補正もいい感じに効いて実用的。
Xiomiらしいところでは、Vlog機能とショートムービー機能。特にショートムービーはBGM付きの15秒ムービーを撮ってくれる。これを使い、BGMを付け「そよ風」フィルターをかけて梅の木を撮ってみた。
かくして、超広角カメラや望遠カメラはないけれども、4800万画素の広角カメラに注力したおかげで、高画質で実用的なカメラになった。
2万円クラスでこの写真を撮れるのは間違いなくコストパフォーマンスが高い。同じ会社のスマホでも廉価モデルとハイエンド機でカメラ性能がまったく違うってケースもよくあるけど、Redmi Note 9Tに関しては(さすがにハイエンド機ほどではないけれども)十分使えるカメラだ。
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