モトローラ・モビリティ・ジャパンが3月26日に発売した「moto g10」(以下、g10)と「moto g30」(以下、g30)を使ってみた。「moto g」シリーズは同社の売れ筋で、コスパにすぐれたミッドレンジモデルがそろっている。従来は「g7」「g8」「g9」と数字が世代を表していたが、今季は数字がグレードを表し、g30がg10よりも若干スペックが高い。海外向けには、この中間の「g20」も存在する。
まずはg10とg30のスペック上の差分を確認しておこう
どちらも6.5型のIPS液晶ディスプレイを搭載し、解像度は720×1600ピクセル。サイズも同等で、デザインも共通する部分が多い。大きな違いはプロセッサとストレージ容量、そしてメインカメラのスペックくらいだ。価格差はわずか4000円なので、どちらを選ぶべきかを迷う人も多いだろう。
2モデルはデザインも非常に似通っている。正面から見るとほぼ同じで、しずく型ノッチにインカメラを搭載している。ディスプレイのスペックは共通しているが、初期設定のまま明るさを最大にして比べたところ、g30の方がやや青みが強く、g10は逆に黄色っぽく表示された。ただし視認性に影響するほどの差ではない。なお、g30は「リフレッシュレート」の設定が可能で、90Hzに設定することができる。
両モデルともに、右側面にアシスタントキー、ボリュームキー、電源キーを搭載。左側面にSIM/microSDスロットを搭載し、microSDは2枚目のSIMと排他利用となる。上部にはイヤフォンジャック、底部にはUSB Type-Cポートとスピーカーを搭載している。細かい違いとして、g30は上部と底部の両方にマイクがある。g10は底部だけなので、ビデオ撮影や録音ではg30が有利だろう。
背面パネルはカメラ部のデザインとモトローラのロゴを配した指紋センサーは共通しているが、パネルの質感が異なる。g10は波線がデザインされ、凹凸があるデザイン。g30はグラデーション塗装で、光の当たり方によって表情が変わる、リッチに見えるデザインに仕上がっている。
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