米Googleは4月5日(現地時間)、AndroidおよびPixelの月例セキュリティ情報の4月版を公開し、パッチの配信を開始した。
Androidのセキュリティ更新では、重要度が最も高い「Critical」2件を含む36件の脆弱性に対処した。Criticalの「CVE-2021-0430」を悪用されると、リモートの攻撃者が特別に細工したファイルを使用して、特権プロセスのコンテキスト内で任意のコードを実行する可能性があるとしている。
Pixel端末固有の月例情報は、3件の「Moderate」な脆弱性に対処した他、5件の機能パッチ(バグ修正および改善)が行われた。一部のサードパーティ製カメラアプリの機能改善や、VPNでの接続が切断されてしまう問題の修正、特定のグラフィックスを多用するアプリとゲームのパフォーマンスの最適化などだ。
Pixelシリーズの場合は[設定]→[システム]→[詳細設定]→[システムアップデート]→[アップデートを確認]でアップデートを確認できる。サードパーティー製端末の場合はメーカー側が対応した後、アップデートが可能になる見込みだ。
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