Snow氏は、今回のようなフリップタイプの折りたたみスマートフォンを検討する中で、どのサイズにするのがベストかを考えたという。折りたたみスマートフォンは「これからどんどん伸びていく」と考え、まずは第1弾として、前モデルのフリップタイプを投入。折りたたみスマートフォンには横開きのタイプもあるが、これは「ニーズが満たせない」と同氏。
折りたたむとスマートフォン、開くとタブレットになるのだが、「そもそもみんなどちらも持っている」(同)。そのため、スマートフォンとタブレットの双方より安価にできないと、横開きの意味がないのではないか、とSnow氏は考える。
ただ、まだ参入企業が少ない折りたたみスマートフォン。Snow氏は、他社がさらに参入して競争が増えてくればコストが下がり、イノベーションが進むことを期待する。「今年(2021年)、さらに4社が参入してグローバルで折りたたみスマートフォンを販売し、価格のバリエーションが増えれば、折りたたみスマートフォンのシェアが25%に行くのでは」と期待するが、実際はこの状態になって「シェア25%になるのには2〜3年かかるだろう」と推測する。
他社が参入しても、Motorolaには技術があり、他社に対抗できると自信を見せるSnow氏。折りたたみのメカニズムやディスプレイの材質、RFの設計など、「どの技術も自慢したい」とSnow氏は強調し、同社の多くの知見をつぎ込んだrazr 5Gが「生きたいいスマートフォン」だとアピールしていた。
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