ASUS、5.9型の「Zenfone 8」とフリップカメラの「Zenfone 8 Flip」発表 いずれもSnapdragon 888搭載

» 2021年05月13日 09時11分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 台湾ASUSTeK Computer(ASUS)は5月12日(欧州時間)、「Zenfone」シリーズの最新モデル、「Zenfone 8」と「Zenfone 8 Flip」を発表した。前者は670ユーロ(約8万8700円)から、後者は800ユーロからで、欧州と台湾で同日発売。その他の地域での発売についてはまだ発表されていないが、先代に当たる「Zenfone 7」は日本でも販売されている。

 zenfone 1 「Zenfone 8」と「Zenfone 8 Flip」

 Zenfone 7の直系といえるのはZenfone 8 Flipで、先代の特徴であるフリップカメラを継承している。ディスプレイサイズも同じ6.67型で、プロセッサやディスプレイ品質が上がった。本体サイズと重さもほぼ同じ。主な違いは、プロセッサが米QualcommのSnapdragon 888に、GPUがAdreno 660になり、メモリが8GBに、ストレージの上限が256GBになり、指紋認証センサーが側面からディスプレイ下になったことだ。色はGalactic BlackとGlacier Silverの2色。

 flip Zenfone 8のフリップカメラ

 Zenfone 8は、カメラがフリップしない。最大の特徴はそのサイズだ。ディスプレイが先代より小さい5.9型で、本体サイズは148×68.5×8.9mmで重さは169g。近年のフラグシップ端末としてはかなり小さく、軽い。

 ASUSはオンライン発表イベントで、見やすさと操作のしやすさのバランスを考えると、このサイズが理想的だと説明した。ちなみに、米Appleの「iPhone 12 mini」は5.4型、ソニーの「Xperia 5 III」は6.1型だ。

 display 広いディスプレイだと片手で操作しにくい

 さらに片手操作しやすくするための「片手モード」に切り替えることができる。ディスプレイの端からスワイプすることで片手モードに切り替えると、操作機能がディスプレイの指の届く範囲に表示されるようになる。

 display 2 片手モード

 ディスプレイはSamsung製の有機ELでアスペクト比は20:9。リフレッシュレートは120Hzだ。ディスプレイの下に指紋認証センサーが設置されている。

 アウトカメラは6400万画素のメインと1200万画素の超広角の2台、インカメラは1200万画素の1台で、いずれもソニー製。メモリは6/8/12/16GB、ストレージは64/128/256GB。色はObsidian Black、Horizon Silver、Moonlight Whiteの3色だ。


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