ビッグローブ、新MVNOブランド「donedone」発表 月額2728円で50GB、速度は1〜3Mbps:月額料金から50円を寄付

» 2021年06月30日 14時43分 公開
[田中聡,ITmedia]

 ビッグローブが6月30日、MVNOサービスの新ブランド「donedone(ドネドネ)」を発表。7月1日から提供する。

donedone 月額2728円で50GBのデータ通信を利用できる「donedone(ドネドネ)」

 donedoneでは、月額2728円(税込み、以下同)で50GBのデータ容量を利用できる2種類の音声プラン「ベーシックU」と「カスタムU」を用意。ベーシックUでは通信速度を3Mbpsに制限しており、HD画質の動画を快適に視聴できるとしている。カスタムUでは動画やSNSなどの対象アプリ3つまでは速度制限なしで利用でき、他は1Mbpsに制限する。速度制限なしのアプリはYouTube、LINE、Instagram、Facebook、Spotify、Amazon Music、Abema、TikTok、モンスト、TELASAが対象となり、順次追加される予定。

 2プランとも、50GBを超過すると通信速度が最大1Mbpsに制限される。また、固定回線「ビッグローブ光」を契約している、または新規で契約すると、月額220円が割り引かれる。donedoneの申し込みはオンラインでのみ受け付ける。5GとeSIMについては今後対応する予定。

 データ専用プランとして、128kbpsの通信速度で50GBまでの通信が可能な月額0円の「エントリープラン」を今後提供する予定。お試しクーポンを利用すれば音声プランと同じ通信速度になり、サブ回線として使うことを想定している。

 donedoneならではの特徴として、月額料金から50円を社会貢献団体に寄付できる。ユーザーは「教育」「健康」「海洋」「環境」「医療」から支援したい領域を選ぶ。災害時には支援領域に「緊急」が追加される。

donedone 1回線につき50円を社会貢献団体に寄付する
donedone 寄付できる領域

モバイルサービスで社会貢献活動の継続をサポートする

 ビッグローブは現在、「BIGLOBEモバイル」で月額1078円/1GB〜月額1870円/6GBのプランを中心に通信サービスを提供しているが、なぜ、新たに「低速で大容量」「寄付」という特徴を持たせた新ブランドを立ち上げたのか。6月30日に発表会を開催し、同社の有泉健社長と、中川圭子執行役員CMOが説明した。

donedone ビッグローブの有泉健社長(右)と中川圭子執行役員CMO(左)(写真提供:ビッグローブ)

 donedoneのメインターゲットは、1990年代半ば以降に生まれた「Z世代」の若年層としており、「オンラインでの申し込み」と「シンプルな料金設定」を重視した。そしてもう1つの要素として着目したのが「社会貢献活動」だ。マクロミルがZ世代に実施した調査によると、94.1%が「社会貢献活動が世の中に必要」と答えた。さらに62.2%が社会貢献活動を「経験あり」と答えた一方で、そのうちの82.4%が時間や金銭的な事情で継続できていないという。

donedone 社会貢献活動の経験はあるものの、継続できていないという人が8割以上いる

 そこでビッグローブは、身近なモバイルサービスで社会貢献活動の継続をサポートすべく、新ブランドの立ち上げを決めた。「ビッグローブとお客さまが一体となって社会貢献活動を継続しながら、三方よしを実現する」と有泉氏は話す。

donedone ビッグローブとユーザーに加え、社会にも貢献できるサービスを目指す

 ビッグローブは従来提供しているモバイルサービス、光回線、クラウドサービスの「コア事業」に加え、社会や環境に貢献する「探索事業」にも力を入れており、今回のdonedoneもその一環で提供する。「新ブランドのコンセプトは、単なるモバイルサービスではない。社会貢献やよりよい未来を考えるきっかけを作りたい」と有泉氏は意気込みを語った。

donedone 新ブランドのコンセプト

 donedoneでは利用料金を寄付できるだけでなく、SDGs(2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標)についてのイラストやクイズを交えながら解説した動画を配信。また「#わたしのSDGsアクション」を付けたツイートするキャンペーンを行うなど、アイデアを積極的に出せる仕掛けも用意していく。支援先についてよりよく知ってもらうために、6人のキャラクターも登場する。

donedone 支援領域をイメージした6人のdonedoneファミリーが登場

50GBプランをリーズナブルな料金で提供する

 単純に料金プランとして見ると、ドコモ、au、ソフトバンクが提供しているオンライン専用プランへの対抗策ともいえる。月額2728円という料金は、auの「povo」とソフトバンクの「LINEMO」と同額だ。これらプランに対する強みについて中川氏は「50GBという大容量をリーズナブルな価格、新しい価値で提供していく。価格競争はし烈だが、そことは一線を画す試みと考えている。身近にあるスマホが、個人だけでなく社会の役に立てないかと考え、今回のブランドを立ち上げた」と説明する。

 BIGLOBEモバイルでは50GBプランは提供していないが、「若い人の多くが動画視聴をしているという状況。1日に視聴しているが1時間以上が7割以上」(中川氏)といった調査結果も鑑み、若年層をターゲットにするdonedoneで大容量プランの提供に踏み切った。

 ベーシックUの3Mbpsについては、「動画をたくさん見る人たちに快適にご利用いただける速度」(中川氏)だとした。

 契約数の目標については「3年以内に、現在のBIGLOBEモバイルの契約者数を目指している」(中川氏)とのこと。

 BIGLOBEモバイルの既存プランは引き続き提供していく。BIGLOBEモバイルでは6GB以下の低容量が中心だが、12GB以上のプランはデータ容量を分け合える「シェアSIM」が根強く支持されているという。

donedone BIGLOBEモバイルは6GB以下、donedoneは大容量+社会貢献という形ですみ分けを図る

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