大げさではなくて、ほんとに実体顕微鏡的に使えそうなのだ。30xと60xがあり、ピントがぴしっとくる撮影距離はほんとレンズ前2〜3mm(ケースを付けている場合はそれよりちょっと短め)くらい。まず「その他」メニューから「顕微鏡」を選ぶ。
顕微鏡モードにすると、顕微鏡カメラのレンズの周りが白く光る。
これはギミックじゃなくて、被写体を照らすライトだ。
レンズギリギリの距離で撮るから、どうしても端末の影になる。でもこのライトで照らすから撮れるのだ。まあ葉っぱを陽射しにかざして逆光で透けたのを撮る、とかならいらないけど、そうじゃない場合はこれが役立つ。最初は右上の「i」ボタンを押すといい。すると撮り方のコツを教えてくれる。
角度というよりはピントがピシッとくる距離をこれで探す感じ。で、30xで撮ったのがこちら。1944×1944ピクセルで記録される。
これは何かというと、これです。桃。左右の端がボケているのは、桃は丸いからですな。
いやあ、「これは何でしょう?」クイズとか簡単に作れそう。さらにみんな最初に撮りそうなのも撮ってみた。
スマホの画面。「iPhone 12 Pro MAX」のOLEDだ。
さらに「特殊効果」を使うと万華鏡的な遊び方もできる。
きれいに撮るにはコツはいるし、誰もが日常的に使うカメラになるかは微妙だが、標準搭載の機能としては非常にトンがっており、かなり面白いのだ。標準搭載なので普段「ちょっとこれを超アップで見たい」と思ったらすぐ撮れる。石の断面でも葉っぱでも肌でも肉球でも。
次はFind X3 Proならではの注目の機能だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.