「OPPO Find X3 Pro」のカメラに大満足 広角も超広角も高画質、顕微鏡カメラも面白い(2/4 ページ)

» 2021年07月27日 16時30分 公開
[荻窪圭ITmedia]

意表を突いた顕微鏡モード

 大げさではなくて、ほんとに実体顕微鏡的に使えそうなのだ。30xと60xがあり、ピントがぴしっとくる撮影距離はほんとレンズ前2〜3mm(ケースを付けている場合はそれよりちょっと短め)くらい。まず「その他」メニューから「顕微鏡」を選ぶ。

Find X3 Proカメラ 「その他」を開くと、中に「顕微鏡」がある。

 顕微鏡モードにすると、顕微鏡カメラのレンズの周りが白く光る。

 これはギミックじゃなくて、被写体を照らすライトだ。

Find X3 Proカメラ 顕微鏡カメラの周りが白く光る。光は弱めだけどこれで十分らしい

 レンズギリギリの距離で撮るから、どうしても端末の影になる。でもこのライトで照らすから撮れるのだ。まあ葉っぱを陽射しにかざして逆光で透けたのを撮る、とかならいらないけど、そうじゃない場合はこれが役立つ。最初は右上の「i」ボタンを押すといい。すると撮り方のコツを教えてくれる。

Find X3 Proカメラ 顕微鏡モードのガイド。まずカメラを被写体にギリギリまで近づけ、「カメラを被写体に向けたまま、電話の底部をわずかに持ち上げて角度を調整します」とある

 角度というよりはピントがピシッとくる距離をこれで探す感じ。で、30xで撮ったのがこちら。1944×1944ピクセルで記録される。

Find X3 Proカメラ 顕微鏡カメラで30倍で撮影。ここまで拡大してくっきりと撮れるのだ。めちゃ面白い。細かい毛がいっぱい生えているのが分かる

 これは何かというと、これです。桃。左右の端がボケているのは、桃は丸いからですな。

Find X3 ProカメラFind X3 Proカメラ 全体が分かる距離で撮影。マクロレンズになっております(画像=左)。これが全体像(画像=右)。誰が見ても桃である。桃の表面の毛を30xで見たのがさっきの写真なのだ

 いやあ、「これは何でしょう?」クイズとか簡単に作れそう。さらにみんな最初に撮りそうなのも撮ってみた。

 スマホの画面。「iPhone 12 Pro MAX」のOLEDだ。

Find X3 Proカメラ iPhoneのOLEDを顕微鏡モードで。赤と青と緑の配列も分かる。ディスプレイによって配列が違うので、あれこれ撮り比べると面白い

 さらに「特殊効果」を使うと万華鏡的な遊び方もできる。

Find X3 ProカメラFind X3 Proカメラ もっと遊びたい人のために「特殊効果」も用意されている(画像=左)。iPhoneのディスプレイを使って特殊効果「渦巻」。これは楽しい(画像=右)

 きれいに撮るにはコツはいるし、誰もが日常的に使うカメラになるかは微妙だが、標準搭載の機能としては非常にトンがっており、かなり面白いのだ。標準搭載なので普段「ちょっとこれを超アップで見たい」と思ったらすぐ撮れる。石の断面でも葉っぱでも肌でも肉球でも。

 次はFind X3 Proならではの注目の機能だ。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年05月06日 更新
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2024年