もし3GBを使い切った場合は、追加のデータの買い足しをしない限り、MVNOの多くでは通信速度が200kbpsに制限される。一方、LINEMOやY!mobile、UQ mobileといった大手キャリアのサブブランドでは、制限速度が300kbpsとやや速い設定になっている。MVNOの中ではIIJmioも同じく、使い切った際の制限速度が300kbpsだ。追加のデータ量を買い足しせずに乗り切りたい場合は、この制限速度や余った場合の翌月繰り越しができるかどうかもチェックポイントの1つになる。
今データ使用量が月に1GB以上3GBまでで、大手キャリアの段階制のプランを契約している人は、各種割引が適用されていても、毎月少なくても数千円の料金を支払っているはず。もし、月額料金が数百円に収まるMVNOへ乗り換えれば、その節約効果はかなり大きい。
一方で現時点では、1GB超〜3GB以下はMVNOの方が安いが、ソフトバンクがLINEMOでミニプランを導入したように、今後の大手キャリアの動きも気になるところ。ドコモではあまりデータ通信を使わないユーザー向けに、「小容量、超低廉な料金」を準備中であることを明らかにしている。ひょっとしたら「2GBも使わない人向けの料金」はこの後さらに、大きく動くことになるかもしれない。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.