今日から始めるモバイル決済

日中韓のキャッシュレス決済調査 現金使用額は日本がトップ、スマホ決済は?

» 2021年08月16日 17時27分 公開

 銀聯国際日本支社は、8月16日に日本、中国、韓国を対象とした「現金とキャッシュレス決済に関する調査」の結果を発表した。調査対象は日本、中国、韓国の20〜60代男女計300人の消費者で、調査期間は4月30日〜5月11日。

 「実店舗での支払いで現金とキャッシュレス決算をそれぞれ月にいくら使用しているか」という質問に対し、日本の現金使用平均額は「2万663円」で3カ国中トップに。韓国は「9640円」、中国は「2848円」となった。

銀聯国際日本支社 実店舗での支払いで現金を月いくら使用しているか

 クレジットカードやQRコード決済など各決済手段について、日本と韓国で最も多かったのは「クレジットカード」(日本90.0%、韓国83.0%)で、中国は「スマホ決済(86.0%)」が1位となった。一方「デビットカード」の所有率を比較すると日本は14.0%に対して、中国は71.0%、韓国は81.0%と差が開いている。

銀聯国際日本支社 キャッシュレス決済手段別の保有率ランキング

 続いて「どのような金額の時に、それぞれの決済方法を使用しているか」を聞いた。スマホ決済の使用割合では「1000円未満」は日本が最も高く(59.2%)、「1万円以上」の使用割合では日本は1.9%、中国は34.9%となっている。日本では少額決済、中国では金額に関係なくスマホ決済を使用していることが明らかとなった。

銀聯国際日本支社 スマホ決済の使用割合ランキング

 キャッシュレス化が進むことに「不安を感じる」と回答した人へ不安要素を聞いたところ、3カ国共通して「セキュリティ(全体67.4%、日本86.1%、中国58.1%、韓国50.0%)」が最も多く、日本では約9割がセキュリティを不安視している。2位と3位は同率で「紛失と盗難が不安」「お金を使っている感覚がなくなりそう」となった。

銀聯国際日本支社  将来、キャッシュレス化が進むことでの不安要素

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2025年05月16日 更新
  1. 人気なのに「Xperia」のシェアが急落した背景 それでもソニーがスマホをやめないのはなぜ? (2025年05月15日)
  2. JR西日本の決済サービス「Wesmo!」5月28日開始 ICOCAやJ-WESTカードにないメリットとは? (2025年05月14日)
  3. 330円の「ガジェットポーチ」 メッシュ素材で中身も確認しやすい【3COINS】 (2025年05月15日)
  4. 子供に買い与えるスマホの選び方 安価な「iPhone 16e」はベストチョイスか? (2025年05月15日)
  5. 「Xperia 1 VII」のカメラやオーディオを速攻レビュー Xperia 1 VIとの違いを検証して分かった“進化” (2025年05月15日)
  6. KDDIは料金値上げも「循環経済の好循環」を目指す、「5G優先接続=既存ユーザーが犠牲」発言に反論も (2025年05月14日)
  7. 楽天モバイルが初の四半期黒字化 値上げは「考えていない」、2025年内に1万局以上の基地局追加へ (2025年05月15日)
  8. スマートグラス「XREAL One」対応カメラ「XREAL Eye」発表、映像に“近づいて”鑑賞できる 1万3980円 (2025年05月14日)
  9. 「Xperia 1 VII」発表 目玉は被写体を逃さない動画撮影機能、ウォークマンのDNAで高音質化 Geminiや編集マジックにも対応 (2025年05月13日)
  10. 楽天モバイルの料金プランは値上げ? 「現時点で考えていない」と三木谷氏、その理由も語る (2025年05月14日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2025年