ニュース
» 2021年09月15日 17時20分 公開

iPhone 13シリーズは「デュアルeSIM」対応(中国向けモデルを除く)

日本時間の9月24日に発売されるiPhone 13シリーズは、中国向けモデルを除き「デュアルeSIM」に対応する。2枚(2回線分)のeSIMでデュアルSIM運用ができるようになる。

[井上翔ITmedia]

 Appleのスマートフォン「iPhone」は、全世界で同じモデルが販売されているように思われているが、実際は国/地域によってハードウェアの仕様が異なる幾つかのモデルを売り分けている。ここ数年のiPhoneは、おおむね「米国モデル」「中国モデル」「その他の国/地域向けモデル」の3つに分類することができ、場合によっては「その他の国/地域向けモデル」が複数用意されていることもある。

 2018年に発売された「iPhone XS」「iPhone XS Max」「iPhone XR」以降のiPhoneは、中国モデルを除いて「eSIM」に対応している(※)。nanoSIMスロットと合わせて使うことで「デュアルSIM」運用も可能だ。

(※)中国モデルはeSIMに対応しない代わりに、nanoSIMカードを2枚搭載できる(参考リンク

 nanoSIMカードとeSIMで異なるキャリアを組み合わせれば、通信に冗長性を持たせられる。「通話用回線」「データ通信用回線」をうまく組み合わせて、通信代金を節約するこも可能だ。

eSIM iPhone XS以降のiPhoneはデュアルSIMに対応。中国モデル以外では、nanoSIMとeSIMの組み合わせで実現している

iPhone 13シリーズでは「デュアルeSIM」に対応

 9月14日(米国太平洋時間)に発表されたiPhone 13シリーズも、中国モデル以外においてnanoSIMとeSIMの組み合わせのデュアルSIMに対応している。

 従来のeSIM対応iPhoneでは、複数枚のeSIMを保存することはできても通信で使えるのは1枚のみだった。それに対して、iPhone 13シリーズは2枚のeSIMを同時に利用できる「デュアルeSIM」に対応している

 くしくも、日本では大手キャリアのeSIM対応が一通り完了した所である。iPhone 13シリーズのデュアルeSIM対応で、eSIMそのものの普及が進むか注目したい。

eSIM 中国モデル以外のiPhone 13シリーズはデュアルeSIMをサポートしている

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2023年12月10日 更新
  1. ドコモが「パスキー」を導入してフィッシング被害報告が0件に パスワードレス認証の効果 (2023年12月09日)
  2. 外出時にスマホの「テザリング」をどうしても使いたくない理由 (2023年12月08日)
  3. 「11万4480円」がいきなり「実質24円」に(転売ヤー対策込み) しかし年末にはNGに?/デザインには作り手の“思想”が見え隠れする(好みかどうかはさておき) (2023年12月09日)
  4. ゲオが「Apple 認定整備済製品」取り扱い iPhone 13 miniやiPhone SE(第3世代)など (2023年12月08日)
  5. ゲオの5478円激安コンデジを使ってみた 「渋くて素直」な仕上がりが楽しい? (2023年12月10日)
  6. 新「楽天SPU」のお得度を検証 楽天モバイルを月額0円で利用するには? (2023年12月07日)
  7. 「Xiaomi 13T Pro」を“実質24円”で販売できるカラクリ 実は転売ヤー対策として有効も、今後は規制に? (2023年12月02日)
  8. 「端末値引き4万円まで」「白ロム割規制」は12月27日から 電気通信事業法の改正が決定 (2023年11月24日)
  9. IIJmio、mineo、NUROモバイル、イオンモバイルのキャンペーンまとめ【12月10日最新版】 最新スマホの特価セールや還元を見逃すな (2023年12月10日)
  10. Androidで「iMessage」のフリができる「Beeper Mini」、送受信不能に (2023年12月09日)

過去記事カレンダー