ITmedia Mobile 20周年特集

ソフトバンクケータイを振り返る シャープの名機が多数も、iPhoneの登場で運命が変わる(2/3 ページ)

» 2021年10月24日 06時00分 公開
[房野麻子ITmedia]

個性的なシャープ端末が多数登場

 2005年夏モデルのシャープ「904SH」は、ディスプレイ側が180度反転する「Swivel Style」を採用し、光学2倍ズーム機能付き320万画素カメラを搭載した高いスペックを売りにした端末だ。2006年の「905SH」はディスプレイが90度傾いて横長画面にできる「サイクロイド型」ボディーを採用した、ワンセグ視聴に適した初代「AQUOSケータイ」だ。

ソフトバンクケータイ ディスプレイが本体中央部で90度傾き、横長画面になるサイクロイド型「905SH」

 2007年には、カラーバリエーションが20色という“予想外”の多色展開が話題となったPANTONEケータイ「812SH」、ステンレスを使った上質感あふれるスリムボディーが特徴の「THE PREMIUM 820SH/821SH」も多くのカラーバリエーションを用意した。

 2008年にはタッチパネルを搭載したスライド型「AQUOSケータイ FULLTOUCH 931SH」、2009年には1000万画素CCDカメラを搭載する「AQUOS SHOT 933SH」など、ソフトバンクから数多くの人気端末を登場させた。ディスプレイやカメラにこだわったハイスペックなものから、PANTONEケータイのようにシンプルなものまで、ソフトバンクの端末ラインアップを支えていた。

ソフトバンクケータイ 20色展開のPANTONEケータイ「812SH」
ソフトバンクケータイ 薄型ステンレスボディーの「THE PREMIUM 820SH」も多色展開
ソフトバンクケータイソフトバンクケータイ アニメ「機動戦士ガンダム」に登場する「シャア専用ザクII」の頭部を模した充電台が付属した「913SH G TYPE-CHAR」(2007年)。ケータイはフルフラット・フルスライドケータイ「FULLFACE 913SH」がベース。2010年には「ガンプラ」30周年を記念して“ガンプラケータイ”「945SH G Ver.GP30th」も発売した。(C)創通・サンライズ(写真左)、宝飾ブランド「ティファニー」とコラボレーションした10台限定の「823SH Tiffanyモデル」(2008年)。背面パネルを着せ替えできる「THE PREMIUM TEXTURE 823SH」をベースにしており、ティファニー製のプラチナパネルに537個のダイヤモンドがあしらわれていた。ソフトバンクのCMに出演していた上戸彩さんと樋口可南子さんに進呈された(写真右)

ソフトバンクケータイ タッチパネル搭載でスマホライクな「AQUOSケータイ FULLTOUCH 931SH」

 もちろんシャープ以外にも、東芝、NEC、パナソニックなどがソフトバンク向け端末を開発している。「930SC OMNIA」など感圧式タッチパネルを搭載したサムスン電子製端末も扱っていた。なお、OMNIAは海外ではWindows Mobileを搭載していたスマートフォンだった。

ソフトバンクケータイ 15色のカラーバリエーションが特徴のパナソニック モバイルコミュニケーションズ製「COLOR LIFE 840P」。ソフトバンクケータイはカラーバリエーションの豊富なモデルが多かった
ソフトバンクケータイ サムスン電子製の「930SC OMNIA」。感圧式タッチパネルを採用しており、ストラップホールに付けられる小さなスタイラスペンが付属していた

 2008年に日本の携帯電話会社として初めてiPhone(iPhone 3G)の取り扱いを始めると、ケータイは徐々にシンプルな折りたたみケータイを出すのみとなった。Android OSを採用し、4Gに対応したケータイ「AQUOSケータイ」「DIGNOケータイ」「かんたん携帯」が、2015年から1年に1台程度のペースで発売されている。

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