でも実際に撮った写真で見てみたいよねってことでどうぞ。
ほぼ同じ距離から撮っているのだけど、AQUOS R6は3:2とちょっと横長なので、写っている範囲はちょっと違って見える。iPhone 13 Proは26mm相当なので少しだけ望遠。
なんかソニーとシャープの1型センサー組 vs iPhoneの「コンピュテーショナルフォトグラフィー」組って感じ。1型センサー組はカメラっぽい写りをする。iPhone 13 Proはかなり強くHDRが働いて空はより青く、肌も赤みがあってしっかり色が乗っているのがコンピュテーショナルフォトグラフィーっぽい。
で、背景のボケ具合に差が出るかなと思ってこの構図にしてみたのだけど、それほど大きな差は出なかった。ちなみに、Xperia PRO-Iの写真はF2.0と4.0の両方で撮ってある。背景のボケ具合が分かるように切り出して並べてみた。
F4の方が背景がくっきりしている。背景も一緒に撮りたいときはF4がいい。
続いて別のシーンで。顔が影になるシーンを選んでみた。
1型センサー組は背景が明るく人物が建物の影に入っていることもあって、顔が暗めに写っている。Xperia PRO-Iは「P」モードで撮っているわけだが、これをBASICモードにすると、「逆光+人物」と認識して、それを意識した写りに切り替わってくれる。
そうすると顔が明るく写るように調整してちょっと美肌もかけてくれるのである。
自分であれこれセッティングして狙って撮りたいときは「Photography Pro」の「PSM」といったモードで、スマホらしい写りを気軽にさっと楽しみたいときは、BASICモードでって使い分けられるのがいい。
3機種比較編をもう1つ。風景編。青空と松と寺院建築という構図で。松の葉がディテールの描写力を見るのにいい。
これはもうiPhone 13 Proの色はめちゃスマホ的、というかコンピュテーショナルフォトグラフィー的。Xperiaはソニーのデジカメって感じの爽やかな色合いで、AQUOSはHDRが働いたかシャドー部がちょっと持ち上がっていて全体に柔らかい感じ(でも青空はちょっと渋め)。この辺面白いよねえ。
で、1型センサー組の方が派手じゃないけど階調が滑らかでカリカリしていない。これはよいところだと思う。
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