「WiMAX +5G」の料金プランはどのサービスがお得? UQとau、主要MVNOで比較する(1/3 ページ)

» 2022年01月26日 10時30分 公開
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 テレワークの普及、Web会議や映像配信サービス、オンラインゲームなどのコンテンツの大容量化を背景に、近年では自宅のインターネット回線への依存度が高まっています。それにもかかわらず、マンションなどの集合住宅では、あらかじめ各建物に備えられている回線設備の関係上、回線速度を上げるためのプラン変更ができない、または管理組合や居住者の同意を得られず、回線設備自体の変更工事もできないといった例もあります。

 そのため、「今までは普通にインターネットが使えてきたのに、最近は速度が遅くなってきた」と感じている方もいるのではないでしょうか。今回は「光回線の回線タイプを変えたいのに変えられない」あるいは「家にインターネットを引きたいけど、工事は避けたい」と考えている方に、工事不要の「ホームルーター」向けサービスついてご紹介します。

UQ WiMAX コンセントにつなぐだけで自宅でインターネットが使えるようになるホームルーター。写真はWiMAX +5G用に提供されている「Speed Wi-Fi HOME 5G L11」

 「ホームルーターも便利だけど、速度は大丈夫?」と思われる方もいるかもしれませんが、最近のホームルーターは5Gに対応しており、下りの最大速度は「Gbps単位」をうたっています。一般的にはホームルーターよりも通信速度が速く、安定しているといわれている光回線ですが、冒頭で触れた理由のため、集合住宅によっては光回線の下り最大速度は100Mbpsしか出ないといったケースもありますので、場合によっては光回線よりもホームルーターの方が高速の可能性もあります。

 ホームルーターとひと口に言っても種類はさまざまありますが、この記事では家電量販店やWebなど多くの場所で目にする「WiMAX +5G」を取り上げます。WiMAXは「UQ WiMAX」として、KDDIグループのUQコミュニケーションズが日本国内で展開していますが、UQコミュニケーションズは家電量販店やインターネットサービスプロバイダーなどにもWiMAXの回線卸サービスを提供しています。

 この記事では、WiMAXの本家である「UQ WiMAX」と「それ以外のWiMAX」の違いや、サービスを選ぶポイントなどを解説していきます。

※今回は、UQ WiMAXの公式サイトの「WiMAX提供会社一覧」に掲載されており、WiMAX +5G対応のホームルーターを扱っている事業者のサービスを選びました。※2022年1月25日現在の情報です。※記事内の料金は全て税込みです。

WiMAX +5G ホームルーターの仕様

 ドコモやソフトバンクからもホームルーターは発売されていますが、ホームルーターは携帯電話で使われている電波が利用されており、無線通信でサービス提供されています。WiMAX +5Gのホームルーターでは無線通信技術の1つであるWiMAXの電波、およびauの4G回線、5G回線に使われている電波が利用できます。

 WiMAXを取り扱っている事業者は複数あることをお伝えしましたが、実はWiMAX +5Gの通信規格や通信速度には違いはありません(ただし、通信速度に影響があるホームルーター の種類に関しては各事業者で取扱いに違いがあります)。注意すべきは契約できる場所、毎月の料金や特典です。

 まずはWiMAX +5Gの最新のホームルーターの仕様や機能について解説し、その後にWiMAXの「本家」であるUQコミュニケーションズの「MVNO」である「○○WiMAX」の違いについて解説します。

UQ WiMAX WiMAX +5Gからauの電波も一部無料で使えるようになった

 1カ月の利用可能通信量に定めはありませんが、直近3日間の利用通信量の合計が15GB以上の場合、ネットワークが混雑する時間帯に通信速度がおおむね1Mbpsにまで低下します。

 「WiMAXは室内ではつながりにくい」といわれることもありますが、これはWiMAXが利用している(UQコミュニケーションズに割り当てられている)周波数帯(電波の周波数の範囲)が関係してきます。WiMAXが利用している周波数帯は2.5GHz帯(バンド41)ですが、これは700〜900MHz帯の「プラチナバンド」に比べるとコンクリートなどの障害物を回り込むのが苦手で建物の中に電波が届きにくい性質を持ちます。そのため、建物の構造によってはWiMAXの電波が届かず、つながらなくなってしまうのです。

UQ WiMAX 低い周波数帯の電波ほど、建物の中に入り込みやすくつながりやすい
UQ WiMAX 高い周波数帯を利用していたWiMAXは室内ではつながりにくいともいわれていた

 「WiMAXは室内ではつながりにくい」という弱点をカバーするため、WiMAXはUQコミュニケーションズと同じグループ会社であるKDDIに割り当てられている周波数帯を利用できます。そのためには別途料金がかかっていました(条件付きで無料となるMVNOもあります)が、WiMAX +5Gからはauに割り当てられている周波数帯のうち、2GHz(バンド1)帯や1.7GHz帯(バンド3)など、プラチナバンド以外の周波数帯は無料で使えるようになりました。

UQ WiMAX auの一部の電波も、基本料金内で使えるようになった

 さらに、利用月は別料金1100円かかりますが、「プラスエリアモード」を利用すれば、よりつながりやすい電波の700MHz帯(バンド28)、800MHz帯(バンド18/26)のプラチナバンドも利用できます(プラスエリアモードの利用料金は事業者や条件によっては無料になります。詳しくは後述します)。

 ただし、プラスエリアモードで1カ月の通信量が合計15GBを超えた場合、通信速度は月末まで最大128kbpsにまで制限されます。プラスエリアモードを解除して、元のモードで利用すれば、この制限は解除されます(UQ mobileの「自宅セット割インターネットコース」またはauの「auスマートバリュー」に加入した場合は30GBまで増量されますが、事業者によって異なります)。

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