iPhoneの写真、「iCloud」と「Google フォト」どちらに保存する? 両者を改めて比較荻窪圭のiPhoneカメラ講座(2/4 ページ)

» 2022年02月11日 11時00分 公開
[荻窪圭ITmedia]

金を出してでも「iCloud 写真」だ

 iPhoneユーザーがまず検討すべきは、Appleが提供している「iCloud 写真」だ。実質的に有料のサービス(無料分だけではまず足りなくなる)ではあるが、それだけの価値はある。

 iCloud 写真はiCloudというAppleが提供するクラウドサービスの1つ。iPhoneのライブラリにある写真やスクリーンショットや動画を全てそっくりそのままクラウドに自動的に転送して保管してくれる機能。

 iPhoneの「写真」アプリと完全連動するので、一度始めちゃえば、あとはもう勝手に良きに計らってくれるので何も気にしなくていい。これが一番のメリット。

 基本設定はこれだ。ただ「iCloud 写真」をオンにすればよし。

iPhone写真バックアップ 「写真」アプリの基本設定

 iCloud 写真のキモは「iPhoneのストレージを最適化」。今、私のiPhoneには13万6000枚の写真が入っているが、もちろんiPhoneのストレージには全部収まらない。

 そこでストレージが足りなくなったら、iPhone上にはサイズを縮小したサムネイル画像だけを残し、古い写真は削除しちゃうのである。

 サムネイルと写真のデータだけはiPhone上にちゃんと残っているので、「写真」アプリからは全写真があるように見える。

 そして、写真アプリなどからその写真を見る、あるいは編集する、SNSに投稿するなど写真本体が必要になったとき、写真本体をクラウドからしれっとダウンロードして、あたかもiPhone内に以前からあったかのように表示してくれるのだ。

 素晴らしい発想だ。

 ダウンロードするにはネットにつながってなきゃいけないとか、回線の調子が悪いとダウンロードに時間がかかるとか、写真データのやりとりが発生するのでWi-Fi環境以外では「ギガ」が減るという面はあるけれども、iPhone内にあろうがなかろうがシームレスに扱えるのは魅力であり、おかげで、5年前の写真もすぐ引っ張り出せるのである。

 モバイルデータ通信を使うから「ギガ」が減るって人は「モバイルデータ通信」の項目をチェック。「アップデートの制限なし」をオフにしておくと、大量に撮ったときは途中でアップロードを中断してくれる。親切である。写真のバックアップはWi-Fi環境でのみにしたいって人は「モバイルデータ通信」をオフにすればよし。

iPhone写真バックアップ モバイルデータ通信の項目はこれ。

 iCloud 写真を使ってない人の話を聞くと、有料であることに引っ掛かっている人が多い。バックアップにはiCloudドライブの容量を使うので、iCloud+のサブスクリプションへの登録がほぼ必須だ。無料では5GBしかないからね。

 価格体系はこんな感じ(以下、税込み)。

iPhone写真バックアップ 2022年2月現在のiCloud+の料金。

 大量に写真や動画を撮る人や10年iPhoneを使っているって人以外は200GBのコースで足りると思う。iPhoneのバックアップも取れて月400円なら十分に安かろう。

 個人的には200GBの上が2TBかよ、1TBで800円のコースとか作ってくれよ、と思ったりもするけど、まあしょうがない。

 これを使っていれば、iPhoneを買い換えたときも、iCloudフォトにある写真がそのまま受け継がれるので手間いらずだし、iPhoneを無くしたり沈めたり落としたり投げつけたりしても、iCloudにアップロードされた写真は失われないのだ。

 さらに同じApple IDなら、iPhoneとiPadで同じフォトライブラリを持ているし、macOSなら「写真」アプリと完全に同期してくれるし、Webブラウザからも見られるから、そういう意味でもクラウドの良さを味わえる。

 iCloudが何かの拍子でトラブったらどーする? という人は、いったんPCに全部ダウンロードして、それを別途外付けのストレージにバックアップする、などの手だてを講じておけば安心だ。私はmacOSの写真アプリを全部ローカルにダウンロードし、そのバックアップを取っている。

 Windowsの場合はMicrosoft Storeから「iCloud」アプリをダウンロードすればいい(はずである)。

 有料はイヤ、という人もいるけど、バックアップ用の外付ストレージにマメにバックアップするのでもストレージは有料だし、他のクラウドサービスも何だかんだいって大量の写真となると何らかの対価は発生するので(例えば、AmazonPhotoは無制限のフォトストレージだが、有料のプライム会員になっておく必要がある)、そこは使い勝手などとのバランスで考えるべし。

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