最近、筆者のスマホの写真アプリは、我が子の写真で埋め尽くされている。ちょうど先日1歳になったばかりなのだが、このくらいの年齢の子供は日ごとに顔つきが変わってくるので、ついつい写真を撮ってしまう。後で写真を見返すと、え、これ本当にこの子? と驚いてしまうこともしばしば。子供の成長は早いので、撮れるときに写真は残しておきたいもの。
その一方で困ったのが写真の共有だ。筆者はiPhoneとAndroid(複数)、妻はiPhoneを使っているが、端末ごとに写真が分散されてしまうし、妻とはAirDropやメールで写真を共有していて面倒だと感じていた。
また、離れて暮らしている両親や妹にも、子供の写真はメールやLINEで送信していたが、正直これも面倒。子供の写真は週に2〜3回は撮っているが、そのたびに送るわけにもいかず、子供の成長を妻以外の家族と共有しにくいもどかしさもあった。
そこで活用しているのが、無料の家族アルバムアプリだ。アプリに画像をアップロードすることで、登録したメンバー全員が同じ写真を閲覧できるようになる。App StoreやGoogle Playにはさまざまな家族アルバムアプリが配信されているので、「赤ちゃん 写真 アルバム」などで検索してみてほしい。
筆者が利用しているのは、mixiが配信している「家族アルバム みてね(以下、みてね)」というアプリ。他に「Famm(ファム)」「ノハナ」「wellnote」などのアプリもある。こうした家族アルバムアプリを使うと、どんなメリットがあるのだろうか? 以下、主にみてねを例にまとめてみたい。
当たり前だけど、これが一番のメリット。アプリにアップロードした写真はサーバに保存され、登録した家族(妻や両親)全員が閲覧できるので、メールやLINEで送らなくてもOK。新規で写真がアップロードされるとメンバーに通知されるのも便利だ。
写真を逐一アップロードする手間はあるが、チェックを付けた写真をまとめてアップできるし、写真を選ぶ作業も楽しいので、それほど苦には感じていない。
また、みてねやFammでは写真にコメントを付けられるので、「子供が風邪をひいた」「みんなで○○に行った」などの近況報告ができる。ちょっとしたコミュニケーションのきっかけになるのも、家族アルバムのメリットといえる。
みてねはiOSとAndroid向けにアプリが配信されているので、筆者のようにiPhoneとAndroidを併用している場合でも、アップロードした写真をまとめて管理できる。もちろん機種変更をしても、ログインパスワードを入力すれば、もとの写真を閲覧できるので、写真データを移行する必要はない。
容量無制限かつ無料で登録できるのもすばらしい。バックアップツールとしても重宝している。
子供の写真をよく撮るとはいえ、スマホの写真アプリには、食事、風景、スクリーンショットなど子供と関係ない写真も多く保存されている。またアプリにアップロードする写真はユーザーが自由に選べるので、失敗写真は省ける。「子供の写真だけを無駄なく楽しみたい!」という時にも活躍している。
ちなみに、みてねにアップロードした写真はわずかに圧縮されているが、オリジナル画像と比べても画質は大差ない印象。また2分以内の動画もアップロードできる。
スマホに子供の写真がたまってくると、「この写真、何歳(何カ月)のときだっけ?」と分からなくなることも多い。もちろん撮影日から誕生日を逆算すれば分かるのだが、逐一計算するのは面倒。
みてねでは、月ごとに写真が整理されており、各月の表紙に「○○○(子供の名前) ○歳○○カ月」といった表記で、年齢や月齢が分かる。またFammでは表示した写真に子供の年齢が表示される。「ああ、1歳になったばかりのころは、こんな感じだったのね」と後から振り返るのに便利だ。
家族写真アプリの操作性はアプリによって異なるが、個人的にみてねがいいなと思うのは、横方向に月を切り替えられること。アルバムを左右にスワイプするだけで前後の月に切り替わるので、「こんなに顔つきが変わったんだな〜」と、子供の成長を手軽に確認できる。
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