EVERINGは3月15日、同社製スマートリング「EVERING(エブリング)」がスマートキーの解錠に対応したことを発表した。ビットキー製有料サブスクリプション型スマートロック「bitlock MINI」および同社製リーダー/テンキーデバイス「bitreader+」の組み合わせに対応しており、EVERING限定の割引プログラムも提供される。
EVERINGは、Visaのタッチ決済(EMVコンタクトレス決済)に対応するスマートリング。必要な電力をNFCリーダーからの電波でまかなうため、充電をせずに使えることが特徴だ。2021年10月からEVERINGの直販サイトにおいて1万9800円(税込み、以下同)で販売されている。
今回の連携では、bitreader+とペア登録したbitlock MINIにおいて、bitreader+にEVERINGをかざすことでbitlock MINIのロック解除操作を行えるようになる。
今回の連携を記念して、EVERINGとビットキーは、EVERINGのWebサイト限定で「bitlock 2年契約バリュープラン」を提供する。
このプランはbitlockの「開け方いろいろセット」と同等のセット商品で、bitlock MINI(1年分のサブスクリプション料金込み)、bitreader+とbitlink MINIの遠隔操作アダプター「bitlink」が各1台付属する。開け方いろいろセットは購入代金が2万9900円となるが、2年契約バリュープランは2万3920円に値引きされる。bitlock MINIの2年目以降のサブスクリプション料金(年額5980円)と合わせて考えると、開け方いろいろセットと同じ料金で2年間使える計算となる。
ただし、プラン名からも分かる通り、このプランは2年未満で解約する場合も2年目のサブスクリプション料金が請求されるようになっている(※1)。また、EVERINGそのものは別売となるので注意しよう。
(※1)2年目のサブスクリプション料金は、購入(契約)から13カ月目に請求される(請求情報はbitlock MINIのセットアップ時に登録)
EVERINGでは、スマートロックとの連携に続く形でオフィスとの連携機能の提供も予定している。具体的には、入退館/入退室システムとの連携を想定しているという。
オフィス連携機能の正式提供を前に、同社は3月16日から、EVERINGのモニター企業を募集する。モニター企業には、EVERINGの購入台数の10%を無償で提供する。申し込みは先着100台(最大10社)の先着順で、準備台数に達した時点で終了となる。
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