通信各社が「災害用伝言板」「災害用音声お届けサービス」を提供中 宮城県と福島県での地震で

» 2022年03月17日 11時09分 公開

 2022年3月16日23時36分ごろに宮城県と福島県で最大震度6強を観測した地震を受け、NTT東日本・NTT西日本と大手携帯電話事業者各社は「災害用伝言板」「災害用伝言ダイヤル」「災害用音声お届けサービス」を提供している。固定電話、携帯電話、PCなどで安否情報の登録や検索を行える。

災害用伝言板 災害用伝言ダイヤル 災害用音声お届けサービス ドコモ、KDDI、ソフトバンクが災害用伝言板を運用している(画像はドコモ)

災害用伝言版

 災害用伝言版では、自身の安否情報を登録したり指定のメールアドレス宛に送信したりできる他、電話番号で安否情報を検索することも可能だ。

 固定電話や携帯電話、それにPCなどから登録や検索が行える。検索時に他社の災害用伝言版に情報が登録されていた場合、当該事業者の災害用伝言版に推移できる。

 ただし、スマートフォンやタブレットで安否情報を登録する場合、事業者によっては専用アプリが必須となる場合がある。

 なお、楽天モバイルは自社で災害用伝言板などのサービスを提供していないため、「web171」の他、氏名や携帯番号で安否情報の登録や確認が可能な「Googleパーソンファインダー」の利用を推奨している。

災害用伝言板 災害用伝言ダイヤル 災害用音声お届けサービス Googleパーソンファインダーでも、PCやスマートフォンから安否情報を登録、確認できる

災害用伝言ダイヤル・災害用音声お届けサービス

 災害用伝言ダイヤルでは、固定電話(「050」から始まるIP電話は非対応)や携帯電話・PHSから「171」に発信することで、伝言メモを残したり確認したりできる。NTT東日本・NTT西日本が提供する「Web171」とも連携しており、当該電話番号の伝言メモがある場合はその旨を表示できるようになっている。

 災害用音声お届けサービスでは、対応する携帯電話から音声メッセージをデータとして保存したり、録音した旨を指定する携帯番号あてにSMSで送信したりできる。データ通信を利用するため、電話がつながりにくい場合でも安否確認がしやすい。

 この他、Webで安否確認が行えるNTTレゾナントの「J-anpi」も活用できる。

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