「不調を予知するには、スマホ内部とバッテリーの情報を収集し、ビッグデータ解析して故障を予測する。これは非常にハードルが高い。そういう仕組みがないか、世界中を探したが、なかった。そこで我が社が作ろうと一大決心した」(粟津氏)
スマホカルテで、タッチパネルやスリープボタン、近接センサーやバイブレータ、ライトなど27項目のテストを行っている様子。アプリはインドにあるニューズドテックの関連子会社が開発した
テストが終わるとレポートを確認できる
バッテリー診断。6分ほど負荷をかけ、バッテリーの現在の容量を推定する。バッテリー容量が70%より下がると“故障前サイン”が出るという
電気通信大学と共同でバッテリー劣化に影響するパラメータを調査し、大きな9つの要因を解明。ユーザーの使用スタイルからバッテリー劣化のタイプを推定し、将来予測ができるようになっているという
ショップに行って故障を確認してもらってから交換するのではなく、「自分でチェックして、故障と診断される前に端末を交換できる画期的なサービス。キャリアの保証サービスのように代替機へのデータ移行が不要で、さまざまなストレス、コストを減らせる」と粟津氏は胸を張る。2023年度(5月期)の契約件数10万件を目指す。
スマホカルテはNewsedPhoneにプリセットされて展開。5月末までには、App Store、Google Playでもダウンロード可能に
今後の展開として、5月には、画面割れや破損、水没など、故障後の保証サービス「NewsedCare(ニューズドケア)」を開始する予定。また、端末から集めたデータをAIエンジンで分析し、故障劣化予測アルゴリズムの精度を上げていくとした。
故障してしまったときの保証サービスとしてNewsedCareも用意する
説明会では、ニューズドテックが女子カーリングチーム「フォルティウス」のスポンサーとして契約締結したことも報告された。粟津氏はカーリングマニアを自称し、フォルティウスのメンバー船山弓枝さんを「僕にとってのアイドルのような存在」と語った
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