Redmi Note 11で終わりではない Xiaomiに聞く、日本での“カスタマイズ”戦略(1/3 ページ)

» 2022年04月05日 14時24分 公開
[石野純也ITmedia]
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 2022年の第1弾として「Redmi Note 11」をオープンマーケットに投入したXiaomi。同機は、1月にグローバルで発表されたばかりのスマートフォンで、5Gには非対応ながら、メインカメラが5000万画素だったり、90Hzの有機ELディスプレイを搭載していたりと、“お値段以上”の機能を搭載しているのが特徴だ。このクラスの端末としては大容量の5000mAhのバッテリーを搭載し、33Wの急速充電にも対応する。

Xiaomi 3月10日に発売された「Redmi Note 11」。市場想定価格を2万4800円(税込み)に抑えた

 Xiaomiは、このモデルの投入を皮切りに、日本での事業を強化していく。2021年には初のFeliCa対応端末の発売などでローカライズを進めたが、2022年はXiaomi Japan自体の体制を強化する方針。具体的には、社内の人員や流通、販路、マーケティングまで、その分野は多岐にわたる。2019年12月に日本市場に参入して約2年がたち、いよいよ市場拡大に本腰を入れる構えだ。

 その一環として、プロダクトプランニング本部の本部長として、ソニーでXperiaなどの商品企画を担当してきた安達晃彦氏を採用。日本市場の特徴に合わせた端末を、続々と投入していくという。そんなXiaomiに、Redmi Note 11シリーズの特徴や2022年の戦略を聞いた。インタビューには、Xiaomiの東アジアゼネラルマネージャーのスティーブン・ワン氏と、安達氏が答えた。

2021年は全てのデバイスが予想以上に売れた

―― 2022年最初の発表でしたが、まずは2021年を振り返っていただけないでしょうか。ヒットした端末や期待を下回った端末もあったかと思いますが、いかがですか。

ワン氏 うれしいことに、昨年(2021年)は全てのデバイスが売れました。全てが予測を上回っていたということです。昨年は、初めてマスの消費者に向けた端末を、ソフトバンクとKDDIに導入できましたが、これは非常に大きなプレッシャーでもありました。2年目で、しかもコロナ禍にもかかわらず、オペレーションを迅速に行うことができたと評価しています。

 最も売れたのはエントリーレベルのデバイスです。日本の市場はプレミアムとエントリーに大きく二分されていますが、ハイエンドモデルでも期待を上回る実績を残せました。昨年の実績を通じて、弊社の価値提案が十分受け入れられており、非常にいい立ち位置にいると感じることができました。

 その中で最大の教訓は、数量の見通しを正確に立てなければいけないということです。昨年はエントリー、ミッドレンジ、ハイエンドのいずれも非常に保守的な見通しを立ててしまいました。お気付きかもしれませんが、ローンチ後に在庫が不足してしまうこともありました。このような点は今後改善し、需要を満たすだけの十分な数のデバイスを展開していきたいと考えています。

Xiaomi Xiaomiの東アジアゼネラルマネージャーのスティーブン・ワン氏

Redmi Note 11は日本人が手に取りやすい端末

―― 3月10日にRedmi Note 11が発売されました。この端末の特徴を改めて教えてください。

安達氏 かいつまんで説明すると、Redmi Note 11は非常に薄型で、日本の方が手に取りやすい端末です。

 何より強調したいのが2万4800円(税込み、以下同)という価格で、機能が非常に充実した商品になっているのがポイントです。有機ELディスプレイを備え、さらにはリフレッシュレートも90Hzで、日常でよく使うSNSや地図の閲覧などのスクロール操作が滑らかです。スマホは毎日使うものだけに、ディスプレイ性能が高いのは重要ですよね。加えて言えば、有機ELは薄型化、軽量化にも貢献できています。

 カメラはこのクラスでは珍しいスペックで、メインカメラは5000万画素です。この解像度もさることながら、独自のAIで高画質化を実現しています。バッテリーは5000mAhですが、これをすぐに充電するには急速充電が必要です。Redmi Note 11は33Wの急速充電に対応しているため、約1時間で0から100%まで充電できます。しかも33Wの充電器はパッケージに同梱されています。お買い求めいただいた日からすぐに、急速充電をお使いになれるということです。

 チップセットはSnapdragon 680です。こちらは、5Gには対応していませんが、お客さまが4Gで十分と考えるのであれば、現状で最高のチップセットです。2万4800円という価格で、多様化しているお客さまの選択肢にしていだけるのではないかと考えています。

Xiaomi プロダクトプランニング本部の本部長の安達晃彦氏

―― 日本市場でのユーザー層は、どのような人を想定しているのでしょうか。

安達氏 いろいろな方がいらっしゃると思いますが、SIMフリー(オープンマーケット)の端末なので、各通信事業者の料金プランやデバイスを研究し、賢くお選びになるような方が多いと思います。これは必要、これは不要ということをある程度見極められる方には、手に取ってもらえる可能性が高いと思います。

 古い端末を長く使うのではなく、この程度ができれば十分という考えで新しい端末を高頻度で買い替えるような使い方にも適した端末です。

 また、例えば私は子育て世代ですが、子どもが自分のスマホを持ち始めるときにもいいと思います。リーズナブルなネットワークサービスの会社と相性がいいからです。子どもが使うものなので、5Gの高速通信は必要ないかもしれませんが、安心を考えると十分なカバレッジは必要です。

Xiaomi Redmi Note 11はSnapdragon 680や4GBメモリ、5000mAhバッテリーなど必要十分な機能を備えている

―― 先に欧州市場などで発売されましたが、反響はいかがでしたか。

ワン氏 既に市場に導入して1カ月以上たっていますが、グローバルでの反応は非常にポジティブです。Redmiシリーズは、世界で最も売れているスマホのトップ10に名を連ねています。どれになるのかはまだ分かりませんが、2022年もRedmiシリーズの内のいくつかのSKUは、トップ10入りができると考えています。

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