HISモバイルは4月15日、「変なSIM」の提供を5月31日に終了することを明らかにした。それに先立ち変なSIMの販売を4月14日に終了した。
変なSIMは一般的な形状のSIMカードと、ICチップ部分を既存のSIMカードに貼り付けるタイプの2種類あり、使いたい分だけデータ量を購入して海外で何度でも使えるという触れ込みの「データ通信専用SIM」として提供されている。eSIMが採用されているため、渡航先に合わせて設定を書き換えることが可能で、SIMロック解除済みの端末や、SIMロックフリー端末で使える。
提供終了の理由について同社は、現下の国際情勢などの影響により、今後も安定的にサービスを提供することが難しく、利用状況を鑑みた結果、サービス終了を決めたと説明している。
購入済みの通信プランは、サービス終了日までに利用開始および初回接続をすれば有効期間内に使えるが、それ以降は使えなくなるという。
4月19日10時より、15日間で6GBまで使える「世界周遊プラン」を、定価5500円のところ先着30人に2990円で販売する他、代替商品として世界80以上の国と地域で使える「レンタルWi-Fiルーター」を案内している。
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