最新ゲーミングスマホ「REDMAGIC 7」レビュー モンスター級パフォーマンスの秘密は?(1/3 ページ)

» 2022年04月21日 10時00分 公開
[山根康宏ITmedia]
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 ゲーミングスマートフォンブランド「REDMAGIC」の最新モデル、「REDMAGIC 7」が日本でも2022年4月18日に発売された。REDMAGICは中国のスマートフォンメーカー、ZTE傘下のNubiaが展開するブランドで、大手メーカーのスマートフォンの性能を大きく超えるハイパワーなパフォーマンスを特徴としている。後述するが、例えば画面のリフレッシュレートは165Hzと驚異の速度を実現している。

 REDMAGIC 7の画面は6.8型(1080×1080ピクセル)、インカメラは800万画素で最近主流のパンチホール式ではなくベゼルに埋め込まれている。そのため画面は全面を表示エリアとして使用可能で、ゲームプレイ中にアイテムや敵の動きが見えなくなるといったこともない。本体サイズは78.33(幅)×170.57(高さ)×9.5(奥行き)mm、重量は215gだ。

REDMAGIC 7 REDMAGIC 7。背面の透明ボディーを通して見えるパーツや文字が雰囲気を高めてくれる

 本体とアクセサリーの販売価格は以下の通り(いずれも税込み)。

  • REDMAGIC 7 12GB+128GB Obsidian(黒):9万1000円
  • REDMAGIC 7 18GB+256GB Supernova(透明):11万6000円
  • REDMAGICスマホクーラー(グレー):6600円
  • REDMAGICスマホクーラー(透明):6930円
  • REDMAGIC7 純正保護ケース:3300円
  • REDMAGIC7 純正保護フィルム:2200円

「高性能なゲームマシン」にふさわしいデザインとスペック

 今回テストしたモデルは背面が透明ガラス素材のモデルで、内部がシースルーで透けて見える。所々に配置されているパーツやネジやファン、そしてさまざまな文字の表記はスマートフォンというよりも「高性能なゲームマシン」という雰囲気を出している。本体を横向きに保持してゲームをすることを考え、ブランドロゴや表記の多くは横配置となっている。なおカメラの横にはスリットが空いている。

REDMAGIC 7 画面右上にはリフレッシュレートの表示が可能だ

 本体右側面には電源キーとスリット、そして両端にフラットな部分がある。これはタッチセンサーのショルダートリガーで、それぞれがゲーム用のボタンとして動作する。ボタンの割り当ては本体をゲーム専用モードに切り替えてカスタマイズ可能だ。

REDMAGIC 7 本体右側面。スリットやショルダートリガーは他のスマートフォンにはない

 本体左側面にはボリューム調整ボタンとスリット、ゲーム専用モードに切り替える赤いスライドスイッチを備える。このようにREDMAGIC 7にはスリットが3カ所もあるが、これは本体内部に空冷の回転式ファンを内蔵しており、扇風機を回すように本体内部を空気で強制的に冷やす機能を持っているからだ。スリットから空気を取り入れ、ファンで冷却、あたたまった空気を排出するという、普通のスマートフォンでは考えられない冷却機構を内蔵しているのである。なおこのためREDMAGIC 7は防水に対応していないが、日常生活で使うスマートフォンではなく、最高のゲーム体験を提供する製品として設計されているのである。

REDMAGIC 7 本体左側面。こちらにもスリットがある。赤いボタンはゲームモード切り替え用だ

 REDMAGIC 7はSnapdragon 8 Gen 1を搭載するハイパフォーマンスな製品であり、テストしたモデルはメモリ18GB、ストレージ256GBに及ぶ。高性能スマートフォンはヘッドフォン端子を廃止するのが一般的だが、REDMAGIC 7は本体上部に3.5mmヘッドフォン端子を備えている。PC用などの高性能なゲーミングヘッドフォンを接続してサウンドを楽しむこともできるわけだ。

REDMAGIC 7 本体上部は3.5mmヘッドフォン端子を備える(上)。本体下部は一般的なデザイン(下)

 OSはAndroid 12ベースで、REDMAGIC専用のRedMagic OS 5.0を搭載している。ホーム画面に配置できるウィジェットには空冷ファンのオン/オフや画面リフレッシュレートの調整、ターボモードやバッテリー表示などゲームに関連するものも多い。なお空冷ファンは通知バーからのクイック設定からも起動が可能だ。ただしゲームプレイ中はゲームモードからこれらの操作も行える。

REDMAGIC 7 RedMagic OS 5.0を搭載、ウィジェットは特徴的なものが用意される
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