ドコモ、au、ソフトバンクの「ホームルーター」を比較する どこがお得?(3/3 ページ)

» 2022年05月02日 18時00分 公開
前のページへ 1|2|3       
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

ソフトバンク:SoftBank Air本体価格が高額、レンタルという選択肢あり?

ホームルーター 「SoftBank Air」料金、スペック表

 ホームルーターとしては3キャリア最古参なのがソフトバンクの「SoftBank Air」です。

 ソフトバンクの公式サイトでは、SoftBank Air の月額料金に適用される割引キャンペーンが紹介されていますが、割引期間に定めがあったり、契約者の年齢によって適用可否が分かれたりする割引キャンペーンがあったりするので注意が必要です。

 SoftBank Airの基本料金は月額5368円、これがベースです。2年契約などの定期契約がないため、解約をしても契約解除料はかかりません。1つ目のキャンペーンとしては「SoftBank Airスタート割プラス」があります。24カ月にわたって基本料金から1188円の割引が発生し、月額4180円になるキャンペーンです。SoftBank Airをソフトバンクが定める販路にて契約し、キャンペーンを申し込めば自動的に適用されます。

 2つ目は「Airターミナル4!特別割引キャンペーン」です。4G専用にはなりますが、Airターミナル4/4NEXTの端末を契約すると、12カ月にわたって基本料金から1100円の割引が発生します。SoftBank Airスタート割プラスと、このAirターミナル4!特別割引キャンペーンは併用可能なので、これら2つのキャンペーンを適用させると、SoftBank Airの月額料金は12カ月間、月額3080円になります。

 最後に「U-25 SoftBank Air割引」があります。24カ月にわたって基本料金から2200円割り引かれ、月額3168円になります。条件は満25歳以下の方が、Airターミナル4/4NEXT以前の端末を契約、U-25 SoftBank Air割引キャンペーンを申し込むこと、SoftBank Air申し込み月を含む過去3カ月以内SoftBank光を解約していないこと、SoftBank Airの料金支払いをソフトバンクまたはY!mobileの携帯電話との合算請求・クレジットカード・口座振替、といったものです。このキャンペーンは今回取り上げた他のキャンペーンと併用することはできません。

 SoftBank Airのルーターは、以下の2種類があります。

  • 4G専用で本体価格5万9400円、日本裕展貿易製の「Airターミナル4NEXT」
  • 4G/5G対応で、本体価格7万1280円、OPPO製の「Airターミナル5」

 いずれも一括払い、12回、24回、36回、48回の分割払いができます(ただしWeb申し込みの場合、一括払いは不可です)。しかし5月2日時点では、5G対応のAirターミナル5はWebから申し込みができず、電話申し込み、またはソフトバンク/Y!mobile取扱店のみの販売となっていました。

 Airターミナル4NEXT、Airターミナル5ともに本体代金と同額の割引である「月月割」が基本料金から割り引かれます。それぞれ5万9400円(1650円×36回)、7万1280円(1980円×36回)の割引が適用されるため、3年間使うことによって本体価格が実質0円にはなります。しかし、36回分の割引が入る前にSoftBank Airを解約すると、月月割はなくなる一方、分割支払い金だけ残ります。加えて、本体価格自体がドコモのhome 5G(3万9600円)、auのホームルーター5G(3万9600円〜4万3200円)と比べても高いという点を考えれば、途中解約時の金銭的負担から、SoftBank Airを契約することは少し気が引けるかもしれません。

 通信速度についてですが、Airターミナル4NEXTは下り最大612Mbps、Airターミナル5は下り最大2.1Gbp(5G)、最大838Mbps(4G)です(上りは非公表)。契約時の住所以外では利用することはできません。

 ソフトバンクのSoftBank Airとソフトバンクの携帯電話・スマホをセットにすると、「おうち割光セット」が申し込み可能で、携帯電話・スマホの料金を割り引くことができます。ソフトバンクの大容量・無制限プランである「メリハリ無制限」、段階制プランである「ミニフィット+」であれば、毎月1100円の割引が受けられます。受付終了した過去のソフトバンクのプランでも、おうち割光セット対象プランはあります。

 さらに、Y!mobileにもソフトバンクのSoftBank Airとセットを組むことで、「おうち割光セット(A)」を申し込むことができます。このあたりはUQ mobileの自宅セット割と似ていますが、例えば「シンプルS」であれば、月間データ量3GBのプランを990円で使うことができます。新規受付終了したプランでも、おうち割光セット(A)の対象プランはいくつかあります。

 ソフトバンクにも「おうちのでんわ」という固定電話サービスがあり、SoftBank Air とおうちのでんわをセットにした「でんわまとめて割」を申し込むとおうちのでんわが月額550円から使えるようになります。自宅のおうちのでんわから全国のおうちのでんわ、BBフォン、ホワイト光電話あての通話が無料、さらにおうちのでんわから全国のソフトバンクの携帯電話宛の通話が無料で利用できるようになります(「ホワイトコール24」への申し込みが必要です)。

 この後、筆者の「3年間にわたるSoftBank Air体験談(Airターミナル3、Airターミナル4)」についてまとめますが、もし「(ホームルーター全般の)電波に不安がある」という方は、SoftBank Airの「レンタル」を利用してもいいでしょう。基本料金は6578円とAirターミナルを購入した基本料金5368円よりも1210円高くなりますが、レンタルであれば、決して安くはないAirターミナル本体代金の支払いをする必要がなくなります。解約に伴う、契約解除料も一切かかりません。

 ここまで、ドコモのhome 5G、auのホームルーター5G、SoftBankのSoftBank Airの料金やキャンペーン内容を解説しましたが、これらは各キャリアの公式サイトの情報をまとめたものです。各キャリアは、自社だけで自社のホームルーターを販売しているわけでなく、販売代理店を通して自社のホームルーターの販売もしています。割引やキャッシュバックは各代理店によって、大きく異なりますので、ご興味のある方は、代理店のサイトもチェックしてみましょう。

帰宅後の利用は、正直キツイ

ホームルーター SoftBank Airを筆者の自宅に置いている様子

 筆者は2019年の1月から2022年5月現在まで、SoftBank Airを自宅の固定回線の代わりとして使っています。最初はAirターミナル3をレンタルで契約し、途中で機種変更して、今のAirターミナル4に至っています。ホームルーターの比較サイトなどでは、SoftBank Airに対して「つながらない」「遅い」といった低評価の口コミが書かれていることを目にした方もいるかもしれません。

 「口コミサイトに書かれていることは、正しいのですか?」SoftBank Airを使っている筆者が、このように誰かから聞かれたら、「大体合っています」と答えるでしょう。

ホームルーター SoftBank Airの通信速度

 こちらの画像は筆者の自宅のPCをSoftBank Air(Airターミナル4)でWi-Fi接続し、インターネットの通信速度を計測したPC画面です。上記写真画像のように筆者の場合、Airターミナル4は書斎と同じ部屋に「邪魔にならない場所に」置いてあります。「Air ターミナルは窓際に置いた方が良い」とも言われていますが、窓際にAirターミナルを置くスペースがないので、部屋の入口側に置いてあります。

 計測日、時間帯は平日である4月12日の20〜22時、と特定の時間帯に計測したものに過ぎませんが、下り速度5Mbpsも超えるのも厳しい状態でした。この通信速度では、PCでGoogle検索はできても、YouTubeの閲覧もスムーズにはいきません。Amazon Prime Videoは再生を開始するのもあやしいぐらいです。下り速度が「Kbps」になってくると、Yahoo! JAPANトップページですら、なかなか開きません。

 このように平日、休日問わず19時〜23時台の時間帯の通信速度は著しく低下する傾向にあります。「ある日は良くても、ある日はイマイチ」という3年間でした。もちろん、これは筆者が自宅で使っているSoftBank Airは最新型のSoftBank AirであるAirターミナル5ではない、Airターミナル4であるからなのかもしれませんし、SoftBank Airを使う場所や住居によっても変わってくるでしょう。筆者の場合も、記事で解説したAirターミナル5を使えばもっと通信環境は良くなるかもしれません。

このような状況にもかかわらず、筆者がSoftBank Airを契約している理由は、平日、休日問わず、自宅ではネットをあまり利用しないこと、利用してもゲームなどの大容量データを必要とするソフト、アプリはスマホ、PCでやらないことが挙げられます。ですがそれ以上に、購入時にAirターミナルの本体を値引きしてもらったこと、各種割引を受けており、格安でSoftBank Airを使えているからこそ、SoftBank Airを契約している、というのが本音です。

ホームルーターを契約したら、よく使う時間帯で速度チェックを

 以上、大手通信キャリア3社のホームルーターのサービス内容、そして筆者の(以前のモデルのAirターミナル4ですが)SoftBank Airの使用感についてまとめてみました。「ホームルーターを契約してみようと思った方」あるいは「やっぱりやめとこ」と思った方、いろいろかと思います。

 ドコモ、au、ソフトバンクのホームルーターは「8日間キャンセル」という制度が認められているので、契約しようと思った方は、契約から8日以内に可能な限り、あらゆる時間帯でホームルーターを使いましょう。そして「使えない」と思ったらキャンセルして、他の会社のホームルーターを契約するか、光回線をひく、あるいは住建物の構造上、速い光回線をひくこと自体が難しければ、スマホのテザリング機能を使うなどの方法を検討してみましょう。

著者プロフィール

ホームルーター

吉田裕紀

 長野県出身。2009年「株式会社ディ・ポップス」に入社。NTTドコモ、au、ソフトバンクなどさまざまな通信キャリアを取り扱う携帯ショップ「TOP1」やワイモバイルショップにて11年間携帯電話の販売に従事。

 現在はコンテンツマーケティング部署に所属。現場の経験を生かし、「携帯電話料金プランについて分かりやすい記事を書き、分かりやすく情報を発信する」をモットーに、日々売り場からの声や、最新の携帯電話に関する情報を収集し、記事の執筆にあたっている。

前のページへ 1|2|3       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年04月16日 更新
  1. 「Nothing Phone (4a)/(4a) Pro」日本上陸 LEDで個性が光る5万円台からのスマホ、FeliCaにも対応 (2026年04月15日)
  2. なぜ店員によって勧めるルーターが変わる? 自宅回線から逆算する、新生活に役立つWi-Fiルーター選びの超基本 (2026年04月16日)
  3. ソフトバンクが「今回もやる」とGalaxy S26を月額1円で販売――販売方法を早急に見直さないと撤退を迫られるメーカーも (2026年03月08日)
  4. 値上げのソフトバンクが仕掛ける「PayPayカード ゴールド」シフト、新プラン移行の障壁になる懸念も (2026年04月14日)
  5. 3COINSの4180円「デバイスバンドPlusAL」を試す スマートウォッチの“最初の一歩”に最適な理由 (2026年04月16日)
  6. 「OPPO Find N6」は31万円超だが「中国以外では最安」 “におわせ投稿”もおサイフケータイはなぜ非対応? (2026年04月15日)
  7. 世界最薄折りたたみを更新! 限界を目指すHONORの挑戦をSamsungと比較 (2026年04月15日)
  8. KDDIがSIMフリーブランド「au Flex Style」開始、第1弾は「Nothing Phone (4a)」と「OPPO Find N6」 (2026年04月15日)
  9. OPPO Find N6が「折り目ほぼゼロ」を実現できた理由 “品質に厳しい”日本に投じる自信 (2026年04月14日)
  10. Google Geminiが「あなた個人に適した回答」を “パーソナル インテリジェンス”日本で提供 (2026年04月15日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年