他のスマホと簡単にデータ共有 トーンモバイルが「TONE e22」の新機能を紹介プライバシーにも配慮

» 2022年05月11日 19時30分 公開
[井上翔ITmedia]

 既報の通り、ドリーム・トレイン・インターネット(DTI)とトーンライフスタイルは6月1日、5G対応の新型スマートフォン「TONE e22」を発売する。価格は税込みで2万1780円(※1)で、全国のドコモショップ(※2)や「カメラのキタムラ」のトーンモバイル取扱店などで販売される。

 NTTドコモが2022年夏モデルを発表するタイミングに合わせて、両社は同端末に実装される「新機能」を披露した。

(※1)「TONE Labo」(無料)に加入しない場合は税込み3万2780円
(※2)取り寄せ販売(事前予約が必要)

TONE e22 6月1日に発売される「TONE e22」
石田代表 フリービット(DTIとトーンライフスタイルの親会社)の石田宏樹社長(トーンモバイル代表を兼務)

Oneファミリー:家族間通話機能を追加

 親しい家族や友人同士でチャットを楽しめるアプリ「Oneファミリー」には、新たに音声通話が実装される。これによりコミュニケーションを取る方法が増えるが、音声通話には一定の制限が入る予定となっている。

 なお、Oneファミリーを利用するには「TONE m17」以降のTONEスマートフォン、またはトーンモバイル/トーンモバイル for docomoのSIMカードを挿入したiPhone(iOS 13以降)に加えて、保護者端末(回線)において「TONEファミリー」(月額308円、初回申し込みから最大6カ月間無料)の契約が必要となる。

Oneファミリーの機能追加 チャットアプリ「Oneファミリー」には音声通話機能が追加される

One Drop:TONE e22を介して他のスマホがデータをやりとりできるように

 スマートフォン同士でファイルを共有できるアプリ「One Drop」はメジャーバージョンアップして「バージョン2.0」となる。

 バージョン2.0では、TONE e22をハブとして最大8台のiPhoneまたはAndroidスマホとデータの送受信が行えるようになる。端末の認識にはBluetooth、データの伝送にはWi-Fi Direct(無線LANを用いた機器間通信)を用いるため、データ通信量を消費せずに最大8台のスマホにデータを送れることがメリットである。

 データの送受信をする際にはハブとなるTONE e22が必須となるため、不用意にデータを“受け取ってしまう”ことを避けられる。ハブ役のTONE e22に接続している子機同士でデータをやりとりすることも可能だ。この場合、やりとりするデータはTONE e22を“通らない”。

 なお、One Dropを利用する場合は、子機にもアプリをインストールしておく必要がある。

OneDrop OneDropはバージョン2.0となり、TONE e22をハブとして最大8台のAndroidスマホ/iPhoneにデータを一斉送信できるようになった
検索 TONE e22(上)をハブとしてiPhone(左)とAndroidスマホ(右)を接続している図。端末の認識/登録はBluetoothを介して行われる
検索 データを送りたいスマホを選んだら、送信するファイルを選ぶ。データの送受信はWi-Fi Directを用いるが、ハブ端末をスキップして(除外して)子機同士でファイルのやりとりをすることも可能だ

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