今日から始めるモバイル決済

年会費1万1000円でも私が「dカードGOLD」を手放せないワケスマホ決済のお得な活用術

» 2022年06月10日 14時19分 公開
[綿谷禎子ITmedia]

 ポイントやお得なことが大好物。そんな筆者は、ドコモのクレジットカード「dカード GOLD」に入会している。その理由は、「dカード GOLD」に契約していると、ドコモのケータイ利用料金の10%のdポイントが還元されるからだ。ドコモの通信料金の場合は、税別料金1000円につき100円分のポイントがたまる。※料金は特記部を除き税込み。

【訂正:2022年6月16日0時00分 初出時、ドコモのケータイ料金を「dカード GOLD」でカード決済すると、利用料金の10%のdポイントが還元される旨の記述がありましたが、カード決済は10%還元の条件ではありませんでした。おわびして訂正いたします。】

dカードgold 筆者が使用しているdカードGOLD

dカード GOLD

  • 年会費:1万1000円
  • 国際ブランド:Visa、Mastercard
  • 入会条件:満20歳以上(学生は除く)で、安定した継続収入があること
  • 家族カード:1枚目無料で2枚目以降1100円。最大3枚まで発行可能

 例えば「5G ギガホ プレミア」プランで3GB以上利用している人なら、月額料金7315円の基本使用料の税別料金6650円に対して、600円分のdポイントがもらえる。実際には家族割などの割引が適応するので、この計算にならない人も多いと思うが、10%ポイント還元は、基本使用料の他、通話・通信料、「dマガジン」や「DAZN for docomo」などの月額課金サービスも対象。この他に「ドコモ光」や「ドコモでんき Green」の料金も10%ポイント還元になるので、ドコモのサービスを多く利用している人なら、より多くのdポイントが得られる。

 dカード GOLDには年会費1万1000円が必要になるが、毎月のスマホ料金が1万円くらいの人なら、この料金に対する10%ポイント還元で元が取れる。その際、端末の購入代金や補償サービスの料金など、一部は対象外になるので注意したい。これらは通常の買い物と同様の1%ポイント還元になり、100円につき1ポイントになる。

 なお、「ahamo」の場合も月300ポイントを上限に10%ポイント還元が得られる。「ドコモでんき Green」の料金も10%ポイント還元。毎月5GBを増量してもらえるのも利点だ。

 この10%ポイント還元に加えて、dカード GOLDを手放せない理由が、最大10万円分の「dカードケータイ補償」だ。購入から3年間、紛失や修理不能(水ぬれ・全損)になったときに、同一機種・同一カラーのケータイをdカード GOLDで購入すると、最大10万円分をキャッシュバックしてくれる。

 故障の修理代金を補償してくれるわけではないし、紛失後、好きな端末を買えるわけでもないが、この補償があることでひとまずは安心。筆者はこれまでケータイ画面を割ったり、故障させたりしたことがないので、ドコモの「ケータイ補償サービス」に入っていない。ただ紛失や盗難、水没の危険性はあるので、月々のコストをかけずに、万が一のときに頼れる補償が付いているのはありがたい限りだ。

dカードgold 筆者は「dカードアプリ」で支払い金額などを確認している
dカードgold アプリで毎月の利用金額がグラフや一覧で分かるので、使い過ぎることもない

 ゴールドカードなので、国内とハワイの主要空港ラウンジを無料で利用できる。フライトまでの時間、ドリンクを飲みながらゆったりと過ごせるので、出張のときなどに便利。旅行代金をdカード GOLDで決済すると、最大1億円の海外旅行保険や最大5000万円の国内旅行保険、年間300万円までのお買物あんしん保険が付帯される。国内旅行の場合は航空便が遅延したときに、最大2万円が補償されるのも安心だ。

 メインカードとして利用する人なら、前年の利用金額に応じた割引クーポンも見逃せない。100万円以上だと1万1000円相当、200万円以上なら2万2000円相当の割引クーポンがもらえる。ケータイ購入割引クーポン、d fashionクーポン、dショッピングクーポンなどから選択できるので、欲しいものがおトクに購入できる。

 ドコモのクレジットカードには年会費永年無料の「dカード」もあり、同じように基本1%のdポイントが得られる。だが「dカード」はドコモのケータイ料金に対するポイント還元が1%で、dカードケータイ補償も購入後1年間は最大1万円になる。年会費が無料な分、ポイント還元や補償が少なくなっているので、筆者はdカード GOLDを選んだ。dカードはドコモユーザーでなくても、dアカウントがあれば入会できるので、ドコモ以外のユーザーの人にもおすすめしたい。

 筆者はコード決済の「d払い」の支払い方法にdカード GOLDを設定して、dポイントの二重取りをしているが、dカードでも同じことが可能。d払いの支払いで基本0.5%、dカードの決済で1%がもらえるので、いつものお店の買い物で1.5%のdポイントが得られる。dカード特約店ならdカードの支払いで3%たまるお店もあるので、よりおトクだ。

 カードに電子マネーの「iD」や、Visaブランドの場合はVisaのタッチ決済が搭載されているので、決済端末にかざして手軽に支払えるところも気に入っている。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年04月26日 更新
  1. 楽天モバイルのスマホが乗っ取られる事案 同社が回線停止や楽天ID/パスワード変更などを呼びかけ (2024年04月23日)
  2. シャープ、5月8日にスマートフォンAQUOSの新製品を発表 (2024年04月24日)
  3. スマホを携帯キャリアで買うのは損? 本体のみをお得に買う方法を解説 (2024年04月24日)
  4. Vポイントの疑問に回答 Tポイントが使えなくなる? ID連携をしないとどうなる? (2024年04月23日)
  5. 通信品質で楽天モバイルの評価が急上昇 Opensignalのネットワーク体感調査で最多タイの1位 (2024年04月25日)
  6. スマートグラス「Rokid Max 2」発表 補正レンズなくても視度調節可能 タッチ操作のリモコン「Rokid Station 2」も (2024年04月25日)
  7. ドコモ、「Xperia 10 V」を5万8850円に値下げ 「iPhone 15(128GB)」の4.4万円割引が復活 (2024年04月25日)
  8. 貼り付ければOK、配線不要の小型ドライブレコーダー発売 スマート感知センサーで自動録画 (2024年04月25日)
  9. 中古スマホが突然使えなくなる事象を解消できる? 総務省が「ネットワーク利用制限」を原則禁止する方向で調整 (2024年04月25日)
  10. 「iPhone 15」シリーズの価格まとめ【2024年4月最新版】 ソフトバンクのiPhone 15(128GB)が“実質12円”、一括は楽天モバイルが最安 (2024年04月05日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2024年