純粋にデータ量20GBの料金だけで見れば、一番安いのは月額2000円のIIJmioです。しかし、通話オプションの内容や、通信品質によっておすすめポイントは変わってきます。
「ある程度、通話料金も安くしたい」という方であれば、月額2178円でデータ量20GB+無料通話70分が入っている日本通信の合理的20GBプランや、30秒あたりの通話料が安いHISモバイルの自由自在290プランが選択肢に入ってくるでしょう。
「とにかく安定した通信品質でないと困る」という方であれば、ahamo、povo2.0、LINEMO スマホプランや、Y!mobile、UQmobileを選ぶべきでしょう。
「25GB付近のデータ量をお得に使いたい」という方であれば、povo2.0(データ追加トッピング150GB)、NUROモバイルのNEOプラン(Gigaプラス利用)あたりはいかがでしょう。
「30GBくらいのデータ量を使いたい。(同じ携帯電話会社を)家族も使っている」という方であれば、Y!mobileがおすすめです。
「データ量もけっこう使いたいが、とにかく安くて、通信速度もそこそこ欲しい」という方であれば、NUROモバイルのNEOプランや、mineoのマイそくプレミアムを「お試しで」使ってみるのもいいかもしれません。
以上、20〜30GB帯の料金プランについて、Y!mobile、UQ mobileのサブブランド、ahamo、povo2.0のオンライン専用ブランド、通話料金が安い、またはかけ放題オプションが安いMVNOについて解説していきました。
最後に、「でもahamo大盛りだと2970円に毎月1980円足すだけで100GB使えるから、ahamo大盛りの方がいいかも」「自宅の回線もスマホ(テザリングも含めて)だけでまとめたら何GBくらいになる?」と考えている方向けに、筆者の自宅回線を含めたデータ通信量について簡単にご紹介します。
筆者は単身者ですが、月に使うデータ量は60GBほどです。最近はテレワークもしなくなりました。そのため、テザリングを使って自宅のPCでネットを使ったり、オンライン会議をしたりすることはほとんどありません。ホームルーターのSoftBank Air(Airターミナル4)を契約してはいますが、こちらはほとんどPCとiPhoneにはつなげていません。今はソフトバンクの「メリハリ無制限」を契約しています。
映画好きの人のように「自宅のPCでNetflixを視聴する」ということはしません。筆者が使うアプリの中で大きなデータ量を消費するものはYouTubeですが、とにかくYouTubeはジャンルを問わず、人並み以上に見ていると思います。そして、たまにAmazonプライム・ビデオも見る。基本的に、iPhone1台で済む。そんな生活スタイルだと、1カ月のデータ量はだいたい40〜60GBに落ち着きます。
今は「メリハリ無制限を解約した後はどうするか?」を考えているところですが、スマートフォンのモバイルデータ通信だけで、全ての通信をまかないたいと考えている筆者は、ahamo大盛りか、(以前やっていたように)楽天モバイルの「Rakuten UN-LIMIT VII」にするか思案中です。
吉田裕紀
長野県出身。2009年「株式会社ディ・ポップス」に入社。NTTドコモ、au、ソフトバンクなどさまざまな通信キャリアを取り扱う携帯ショップ「TOP1」やワイモバイルショップにて11年間携帯電話の販売に従事。
現在はコンテンツマーケティング部署に所属。現場の経験を生かし、「携帯電話料金プランについて分かりやすい記事を書き、分かりやすく情報を発信する」をモットーに、日々売り場からの声や、最新の携帯電話に関する情報を収集し、記事の執筆にあたっている。
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