iPhone 13 ProとPixel 6 Pro、どちらが“旅カメラ”に向いている? 宮古島で撮影してきた(3/3 ページ)

» 2022年06月29日 06時00分 公開
前のページへ 1|2|3       

望遠とモーションフォトが楽しいPixel

 Pixelの強みはiPhoneよりも強い望遠です。iPhone 13 Proの望遠カメラは光学3倍ですが、ペリスコープ式のPixel 6 Proの望遠カメラは光学4倍、遠くのものをより大きく撮影することができます。

 1倍の差は風景写真ではあまり問題にはなりませんが、野鳥や蝶々などの近づいたら逃げてしまうような小さな被写体では結構違ってきます。

旅でスマホ使用 4倍望遠+約2倍のトリミングで小さい蝶もここまでくっきり映る

 注意すべき点は背景ボケ。Pixel 6 Proの望遠カメラはプリズムを使ったペリスコープ式なので、背景ボケが丸ではなく四角になります。意図せずに使うと背景がざわつきがちですが、これを“味”と捉えるのもいいでしょう。

旅でスマホ使用 ペリスコープ式カメラの背景ボケが四角になる(Pixel、望遠)

 また、Pixelの独自機能としてはPixel 6シリーズから新たに追加されたモーションモードが非常に面白いです。モーションモードは短時間の間に何枚か写真を撮ることで疑似的に長時間露光や流し撮りの効果を出す機能です。一眼カメラでは三脚やNDフィルターが必要な長時間露光撮影も、ワンタップで実現できるのはPixelのいいところです。

旅でスマホ使用 疑似長時間露光で荒々しい波を映し出す(Pixel、超広角、モーションモード)

 今回はじめて一眼カメラをお留守番にしてスマホカメラだけで旅に出てみましたが、旅の記録やSNSでシェアするには十分いい写真を撮ることができました。特に最新スマホの上位機種は実用レベルの望遠カメラやPixelのモーションモードといった面白い機能があり、アイデア次第でさまざまな写真を撮ることができます。さらには、スマホカメラは一眼カメラと比べて軽量コンパクトであるだけでなく、ソフトウェアを活用した機能やそのままSNSでシェアできるといった強みもあります。

 私は「スマホカメラの進化で一眼カメラが必要なくなる」という意見には否定的でしたが、今回の撮影であながち間違いではないと感じました。とはいえ、超望遠域やボケの処理、AF速度と精度などまだまだ改善すべき点はあるので、これからのスマホカメラの進化が楽しみです。

前のページへ 1|2|3       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年10月16日 更新
  1. 異例の「iPhone Air」投げ売りはなぜ起きている? 定価29.5万円の1TBモデルが、いま18.4万円で買える3つの理由 (2026年10月15日)
  2. 「iPhone Air」本音レビュー:使って分かった「バッテリーの持ち」と「ケース選び」の悩ましさ (2025年10月10日)
  3. 楽天モバイルのオリジナルAndroid端末にパッチ未提供の脆弱性 対象端末の利用者には機種変更を推奨 (2026年10月14日)
  4. 7型ディスプレイ搭載「Apple HomeView」発表 Siri AIと顔識別で家族全員に「欲しい情報」を届ける (2026年10月13日)
  5. AppleCare+なしで修理費最大27万超の「iPhone Duo」を守るなら? 年間2万も差が出る、スマホ保険を検討してみた (2026年10月15日)
  6. ダイソーで1100円の「GaN USB充電器」は折り畳みプラグで外出用に持ち歩きやすい 45W出力対応でPCでも使える (2026年10月10日)
  7. 「iPhone Duo」のAppleCare+なし修理費用が明らかに 最大27万円超、折りたたみ画面の損傷は18万円超に (2026年10月15日)
  8. スマホの「実質価格」高騰の恐れ、iPhone 18 Proは2倍高く? 総務省の残価設定ルール厳格化は“誰のため”か (2026年10月10日)
  9. 日本未発売の3つ折りスマホからEV、巨大な「欧州風」研究拠点まで――Huawei深セン・東莞拠点を歩く (2026年10月15日)
  10. 「iPhone Duo」登場の裏で「iPhone 18」が発表されなかった理由 変わりゆくラインアップ戦略を読み解く (2026年09月12日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー