「Pixel 6 Pro」のカメラは20倍ズームと画像処理がすごい! iPhone 13 Proとの画質比較も(1/4 ページ)

» 2021年11月23日 06時00分 公開
[荻窪圭ITmedia]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Pixel 6 Pro カメラ部分の帯が特徴のPixel 6 Pro。Proモデルは4倍の望遠カメラを搭載していて、Pixel 6よりちょっと大きい

 今、スマホカメラの高画質を支えているものといえば「コンピュテーショナルフォトグラフィー」であり、「コンピュテーショナルフォトグラフィー」の雄といえば、Googleである。

 そのGoogleがプロセッサを独自開発し(Google Tensor)、「最先端のオンデバイスAI」で「最高水準のコンピュータ写真処理」(とWebサイトに書いてある)を可能にしたのだから、Appleが独自開発のA15 Bionicを採用しているのを思い出し、その成果に期待が膨らむというものだ。

Pixel 6 Proの20xズームはすごい!

 で、いざ使って見ると、普通にいい。特に派手な色だとか派手ないHDRだとか凝ったセッティングとかなくて、あまり制約もなくて普通に撮って普通にいいのである。

 それを担うのがAIを駆使した「コンピュテーショナルフォトグラフィー」といっていいわけだが、普通に撮って普通にいいよね、では話にならないので、まずはカメラの話から。本体に黒い帯がマスクの様に入っていてそこにカメラが3つ並んでいる。

Pixel 6 Pro 左から広角カメラ、超広角カメラ、望遠カメラと並んでいる

 向かって一番左が広角カメラ。これは50MP(5000万画素)で実際に撮影すると1250万画素相当になる。4画素を混合して1つの画素にしているからだ。レンズは35mm判換算で24mm相当。絞り値はF1.85。光学式手ブレ補正付きだ。

 真ん中が超広角カメラ。こちらは12MP(1200万画素)でレンズは35mm判換算で16mm相当。絞り値はF2.2だ。ポピュラーな超広角カメラだ。

 一番右の開口部が四角いのが4倍の望遠カメラ。35mm判換算で104mm(24mmの4倍なら96mmになるはずだが、写真に記録される撮影情報には104mmとなっている)。画素数は48MP(4800万画素)だが撮影した画像は1250万画素となる。広角カメラの仕様に合わせたのだろう。レンズはF3.5とちょっと暗めだ。センサーサイズは1/2型と望遠カメラとしてはちょっと大きめだ。こちらも光学式手ブレ補正を積んでいる。

 では、いつものガスタンクでそれぞれ撮ってみる。カメラアプリは電源キーのダブルクリックですぐ起動する。これはよい。そして画面がこちら。右のズーム倍率欄には、0.7x、1x、2x、4xとある。2xは1xのデジタルズームだ。

Pixel 6 Pro カメラアプリの画面。中央の必要に応じて出てくる電子水準器がいい
Pixel 6 Pro 超広角カメラでガスタンク。四隅まできっちりとゆがみなく写っている
Pixel 6 Pro 広角カメラでガスタンク。青空も誇張しすぎておらず自然な感じだ。ナチュラル派のコンピュテーショナルフォトグラフィーだ
Pixel 6 Pro 広角カメラの2x。これもよい
Pixel 6 Pro 望遠カメラの4x。ディテールもけっこう出ていて常用できるレベルだ。暗いシーンではノイズも目立つが、昼間なら実によく写る

 そして、最高で20xまで倍率を上げられる。今までのスマホカメラは最高倍率まで上げると「デジタルズームで無理やりデカくしました」感漂う、要するにちょっと日常使いにはできない不自然な写りになるのが一般的だった。だから期待していなかったのだけど、試しに撮ってみたら「なにこれ!」、これなら日常的に使えるじゃん。

 ディテールの不自然さもないし、滑らかに描写されているし、細いワイヤーもちゃんと撮れている。元の画素数が4800万画素と多いとはいえ、これはびっくり。

Pixel 6 Pro 20xのデジタルズームとは思えない写り

 あまりに驚いたので、遠くに見える富士山を撮ってみた。さすがに遠いので少しもやっとしているけれども、ここまで写るのだ。なにこれ。

Pixel 6 Pro 東京都世田谷区から20xで撮った富士山。遠い分もやっとしているけど、この写りは「え?」というレベル

 びっくりしたのでもう1つ。駅のロータリーにあった東京都稲城市のイメージキャラクター「稲城なしのすけ」。でもロータリーの中なので4xでもちょっと遠い。

Pixel 6 Pro 4倍の望遠で撮った稲城なしのすけ

 そこで20xズームである。デジタルズーム特有の不自然さもほとんどなくてきれいなんですけど。

Pixel 6 Pro 20倍で撮った稲城なしのすけの顔のアップ。この写りはびっくり

 シーンによってはうまく補完できなくて、ディテールが乱れたりつぶれたりすることもあるけど、条件がいいと、ここまできれいに撮れるのだ。まさか望遠に強いカメラだったとは!

       1|2|3|4 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年03月12日 更新
  1. 「iPhone 17e」と「iPhone 17」は何が違う? 3万円の価格差をスペックから検証する (2026年03月10日)
  2. 「iPad Air(M4)」実機レビュー 「もうProじゃなくてもいい」と思えた性能、だからこそ欲しかったFace ID (2026年03月09日)
  3. 「iPhone 17e」を試して分かった“16eからの進化” ストレージ倍増と実質値下げで「10万円以下の決定版」に (2026年03月09日)
  4. 自分で修理できるスマホ「Fairphone(6th Gen.)」を見てきた わずか10分で画面交換、2033年まで長期サポート (2026年03月10日)
  5. 携帯キャリアの通信9サービス、総合満足度はpovoがトップ サブブランド勢が好調 MMDが調査 (2026年03月10日)
  6. 60ms未満の音声遅延速度で端末をワイヤレス化「UGREEN USBオーディオトランスミッター」が30%オフの2309円に (2026年03月09日)
  7. キーボード付きスマホ「Titan 2 Elite」がUnihertzから登場 実機に触れて分かった“絶妙なサイズ感” (2026年03月09日)
  8. Qualcommのウェアラブル新チップが「Elite」を冠する理由 最新モデム「X105」は衛星通信100Mbpsへ (2026年03月11日)
  9. 【無印良品】ウエストポーチもになる「スリングバッグ」が3990円に値下げ中 植物由来の原料を使用 (2026年03月11日)
  10. 「えっ、地震?」──LINEが安否確認テスト 1日限定で 「紛らわしい」との声も (2026年03月10日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年