みずほ銀行は7月20日から、同社が運営するスマートフォン決済サービス「J-Coin Pay」を、JR東日本(東日本旅客鉄道)の「モバイルSuica」に接続する。これにより、J-Coin Payとひも付く金融機関の預金口座からモバイルSuicaに直接チャージできるようになる。
このサービスの利用は無料だが、利用するスマートフォンに「J-Coin Payアプリ」と「モバイルSuicaアプリ(※1)」の両方をインストールした上で、両方のサービスで会員登録を行う必要がある。
(※1)Apple Pay(iPhone/Apple Watch)の場合は「Suicaアプリ」
J-Coin Payアプリを使ってモバイルSuicaにチャージするには、J-Coin Payアプリから連携操作を行う必要がある。1つのJ-Coin Payアカウントにひも付けられるモバイルSuicaは1枚のみだ。
チャージに使える残高は「J-Coin Pay」「J-Coin Lite」「J-Coinボーナス(※2)」で、500円以上1円単位で入金額を指定できる。1回当たりのチャージ上限額は1万円で、チャージ総額は2万円までとなる(モバイルSuicaの制約)。
(※2)利用できる加盟店が指定されていない場合(利用店舗が指定されたJ-Coinボーナスは利用できない)
なお、このチャージサービスは「Suicaポケット」という仕組みを利用して提供される。通常、J-Coin PayアプリがSuicaポケットに保存した残高は、自動的にモバイルSuicaにチャージされる。
Suicaポケットに残高が保存された後、ネットワークエラーなどによってモバイルSuicaへの自動チャージが行われなかった場合は、モバイルSuicaアプリから残高の受け取り手続きを行う必要がある。
モバイルSuicaへのチャージを行うには、J-Coin PayアプリからモバイルSuicaとのひも付け処理を行う必要がある。ただし、モバイルSuicaで複数枚のカードを使っている場合、J-Coin Payとひも付けられるカードは1枚のみとなる
モバイルSuicaへのチャージは、Android版の「楽天ペイアプリ」と同様にSuicaポケットを活用して行われる。通常は自動でチャージまで完了するが、ネットワークエラーなどで自動チャージを行えなかった場合はモバイルSuicaアプリからSuicaポケットの受け取り手続きを行う必要があるJ-Coin Payは、みずほ銀行以外の一部の銀行、一部の信用組合や労働金庫(労金)の預金口座でも利用できる。具体的な対応金融機関はJ-Coin PayのWebサイトから確認してほしい。
なお、J-Coin Payの利用に当たって、預金口座をひも付ける手続きの方法は金融機関によって異なる。手続きのプロセスでアプリから確認可能だ。
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