9月29日、「Galaxy Z Fold4」「Galaxy Z Flip4」が発売となる。
個人的にはすでにアメリカ・Google FiでGalaxy Z Fold 4を購入し、使っているが、Android 12Lの出来がよく、折りたたみの大画面がとても使いやすくなった印象だ。Sペンを使って、写真をメールに添付するのがとてもやりやすくなった。
この記事は、毎週土曜日に配信されているメールマガジン「石川温のスマホ業界新聞」から、一部を転載したものです。今回の記事は2022年9月24日に配信されたものです。メールマガジン購読(税込み月額550円)の申し込みはこちらから。
アメリカ版をいち早く使っているものの「もうちょっと待って日本で買った方が良かったのかな」とも思い始めている。なぜなら、日本国内においてのサポートがかなり充実し始めてきているからだ。
今週、サムスン電子とNTTドコモはドコモショップ内でGalaxyスマートフォンを修理できる「Galaxy リペアコーナー」を新たに8店舗オープンさせると発表した。
すでにドコモショップ丸の内店にもオープンしているが、全国に展開する(札幌、仙台、大宮、横浜、金山、京橋、広島、天神)と言うのは頼もしい。ただ、NTTドコモの修理コーナーということで、今後、Galaxy以外も対応していくっぽい。
これまで初代から4世代に渡ってGalaxy Z Foldを購入しつづけているが、やはり「落としたらどうしよう」という不安がつきまとってしまうのだ。なんせ、本体価格が高く、さらに折りたたみという特殊な形状であるため、ケースも完璧には守ってくれそうもなく、持ち歩きに躊躇してしまうのであった。
リペアコーナーができたことで、持ち歩く安心感は増している。しかも、データ初期化ナシ、最短60分で修理完了というから驚きだ。
また、「Galaxy Z Fold 4」「Galaxy Z Flip 4」においては、購入から1年間は保護フィルムの無償貼り替えサービスも実施するという。メインディスプレイが大きくて、「傷がついたらどうしよう」と思いながら使ってしまうのだが、保護フィルムを無償で張り替えてくれるのも心強い。
さらに一部のGalaxyモデルとなるが、4世代のAndroidのアップグレードサポートを提供すると表明した。これまで3世代までは対応していたが、ついに4世代までサポートしてくれるとはありがたい。
iPhoneの場合、とにかく古い機種まで最新OSが提供されるというのが、安心感につながっていたし、さらにリセールバリューにつながるというのが大きかった。
その点、Androidスマートフォンは圧倒的に不利な立場であったが、Galaxyが4世代まで最新OSを提供すると言うことで、4年近くは最新OSを使い続けられるようになるのではないか。ちなみにセキュリティアップデートは5年間となっている。
日本でiPhoneが人気なのは、全国にサポートしてくれるストアがあり、長く最新OSを使い続けられるという点も大きい。その点、Galaxyもようやく体制が整ってきたことを考えると、今後、日本での顧客獲得競争も面白いことになってきそうだ。
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