フラグシップ折りたたみスマホ「Galaxy Z Fold4」9月29日発売 ドコモとauが取り扱い

» 2022年09月08日 09時30分 公開
[田中聡ITmedia]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 サムスン電子が9月8日、最新の折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Fold4」を国内に投入することを発表。NTTドコモとKDDIが9月29日に発売する。発売に先立ち、9月8日から事前予約を受け付ける。カラーはグレイグリーン1色。

 au向けモデルの価格は24万9900円(税込み、以下同)で、スマホトクするプログラム適用時の実質負担金は14万9040円。価格はau Style SHINJUKUのもので、店舗によって異なる場合がある。ドコモ向けモデルの価格は未定。

Galaxy Z Fold4
Galaxy Z Fold4 国内でも発売される「Galaxy Z Fold4」。写真はドコモ版
Galaxy Z Fold4 au向けモデルにはキャリアロゴは入っていない

 4世代目となるGalaxy Z Fold4は、開くと7.6型のメインディスプレイを用いてタブレットのように利用でき、閉じると6.2型のカバーディスプレイを用いて通常のスマートフォンとして利用できる。ディスプレイはいずれも「Dynamic AMOLED(有機EL)」を採用、解像度はメインがQXGA+、カバーがHD+となる。

 閉じた状態の幅は67.1mmで先代の「Galaxy Z Flip3 5G」と同じだが、ヒンジとベゼルを細くしたことで、画面の表示領域が2.7mm増えた。カバーディスプレイと背面には強化ガラスのCorning Gorilla Glass Victus+を、フレームとヒンジには航空機並みの強度をうたうアーマーアルミニウムを採用することで、耐久性も増した。IPX8の防水にも対応している(防塵は非対応)。

Galaxy Z Fold4 閉じれば細長いスマートフォンとして利用できる

 メインディスプレイには柔軟性の高い極薄ガラスUTGを採用しており、1日に100回開閉しても約5年以上使用できる耐久性を持つ。ベゼルを細くすることで3mmワイドになり、高さを縮小することで、より正方形に近いアスペクト比になった。コンテンツの没入感がアップするよう、ディスプレイ内にインカメラを埋め込むアンダーディスプレイカメラを採用した。

 最大輝度は1000ニトで、1〜120Hzの可変リフレッシュレートに対応した。メインディスプレイは先代同様、Sペンでの操作にも対応しており、別売りのSペン付きケース「Standing Cover with Pen」を購入することでSペンを利用できる。アフターサポートも強化し、購入から1年間は無償で保護ガラスを交換してもらえる。

 ソフトウェア面でも工夫を施し、メインディスプレイの2画面操作に最適化したUIも採用。ホーム画面の下部に設置したショートカットアイコンが、アプリ起動中にタスクバーとして表示されて簡単に起動できるようになる。タスクバーから単純にアプリを切り替えられることに加え、ドラッグ&ドロップで最大3分割のマルチウィンドウで起動したり、好きなアプリ2つを組み合わせた「アプリペア」を作成して起動したりできる。

Galaxy Z Fold4 タスクバーからマルチウィンドウでアプリを起動できる
Galaxy Z Fold4 最大3つのアプリを同時に表示できる

 本体を半開きで固定できるフレックスモードでは、従来通り、カメラやYouTube、ビデオ会議アプリなどは2画面に最適化している。例えばカメラアプリでは、画面上部に被写体を映し、下部の操作パッドで撮影の操作や設定ができる。操作パッドが出ないアプリについては、画面下部をタッチパッドとして用いてカーソル操作をすることもできる。

Galaxy Z Fold4 カメラアプリをフレックスモードで利用。本体を固定したままシャッターを切れる

 アウトカメラは「Galaxy S22」と同等のものを搭載しており、5000万画素の広角、1200万画素の超広角、1000万画素の望遠で構成される。広角カメラはピクセルサイズがGalaxy Z Flip3 5Gから大きくなったことで、23%明るく撮影できるという。望遠カメラは3倍の光学ズームに対応しており、デジタルズームと合わせて最大30倍のズームを可能としている。

Galaxy Z Fold4 背面に広角+超広角+望遠のカメラを搭載している

 本体を開いて撮影する場合、メインディスプレイとカバーディスプレイ両方に被写体を映す「デュアルプレビュー」を利用できる。これにより、被写体に自分の映った様子を確認してもらいながら撮影できる。本体を開いてカバーディスプレイに自分を映せば、アウトカメラでセルフィーを撮れる。インカメラはメインディスプレイ側が400万画素、カバーディスプレイ側が1000万画素となっている。

 プロセッサはSnapdragon 8+ Gen 1、メインメモリは12GB、内蔵ストレージは256GBを備えており、5Gはミリ波にも対応する。容量4400mAhのバッテリーを内蔵しており、25Wの急速充電にも対応する。ドコモとauのモデル、いずれもnanoSIM+eSIMのデュアルSIMに対応しているのも特徴だ。日本独自の機能としておサイフケータイも利用できる。なお、外部メモリスロットは搭載していない。

 本体サイズは開いた状態が約130(幅)×155(高さ)×6.3(奥行き)mm、閉じた状態が約67(幅)×155(高さ)×14.2(奥行き)mm、重量は約263g。

 純正アクセサリーとして、Sペンホルダーとキックスタンド付きの「Standing Cover with Pen」、キックスタンド付きの「Slim Standing Cover」、持ち手を固定できるストラップが付いた「Silicone Grip Cover」、薄型の「Clear Edge Cover」、高級本革を用いた「Leather Cover」、高感度タッチセンサー付きの「Front Protection Film」を用意する。

 Galaxy Z Fold4の発売を記念したキャンペーンも実施する。2022年9月8日から9月28日までに予約し、9月29日から10月16日までに購入したユーザーを対象に、「Galaxy Watch4(40mm)」をプレゼントするか、「Galaxy Watch5」の購入で2万5000円をキャッシュバックする。

Galaxy Z Fold4
Galaxy Z Fold4
Galaxy Z Fold4
Galaxy Z Fold4 ディスプレイの折り目は視認できるが、気になるほどではない
Galaxy Z Fold4
Galaxy Z Fold4
Galaxy Z Fold4
Galaxy Z Fold4

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2024年