MVNO/サブブランドの満足度調査、トップは「IIJmio」 評価ポイントは?

» 2022年11月16日 18時25分 公開

 NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューションは、11月15日にMVNO/サブブランド業界を対象とした「NPSベンチマーク調査2022MVNO・サブブランド部門」の結果を発表した。

 対象サービスはIIJmio、mineo、OCN モバイル ONE、UQ mobile、Y!mobileの5社。NPSトップはIIJmio(-16.2ポイント)で「データ通信の速度」や「通話品質」といった通信品質、公式アプリやマイページの使いやすさなども評価された。

 2位はmineo(-17.3ポイント)、3位はOCNモバイルONE(-21.5ポイント)となった。対象5社のNPS平均は-21.9ポイントで、前年調査からは1.5ポイント向上。業界全体のNPS平均は年々向上している。

NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション 調査結果

 ロイヤルティの要因を20の項目別に分析したところ、業界全体では「データ通信料金のお得さ」や「料金プランのわかりやすさ」「自分に合った料金プランがある」といったプランや料金に関連する項目や「つながりやすさ・エリアの広さ」「データ通信の速度」「通話品質」といった通信品質に関連した項目がロイヤルティ醸成につながっている。

NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション 業界全体のロイヤルティ要因分析

 また、現在利用している端末で別の通信会社の回線を利用しているか調査したところ、同一端末で複数の通信回線を利用している契約者は全体の16.4%。理由は「通信費を抑えるため」が38.9%と最も高く、「通話とデータ通信用で使い分けするため」(34.5%)、「通信障害で利用できない場合のため」(29.0%)となった。全体の39.1%が「通信障害により困った経験がある」と回答した一方「つながりにくい状態や通信障害を経験していない・特に困ることはなかった」は60.9%となった。

NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション 同一端末で複数の通信回線を利用している理由

 通信障害により困った経験の主な内訳は「電話やメール、チャットでの連絡が取れないこと」(63.9%)、「ニュースなどの閲覧ができないこと」(28.8%)、「QR決済・タッチ決済などの会計ができないこと」(24.5%)。今後の継続利用意向を0〜10の11段階で聞くと9〜10の「推奨者」は平均9.5ポイント、7〜8の「中立者」は平均8.0ポイント、0〜6の「批判者」は6.0ポイントとなった。

NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション 通信障害で困ったこと
NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション 通信障害で困ったこと

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2025年11月15日 更新
  1. 「LINEの送信取り消し仕様が改悪」──“突然の有料化”がSNSで物議 「そもそも取り消さない」との意見も (2025年11月13日)
  2. “値上げしない”楽天モバイルが好調、楽天経済圏でのシナジーも発揮 第3四半期決算 (2025年11月13日)
  3. 「Suicaのペンギン」卒業騒動にまつわる背景と誤解 JR東日本に聞いた (2025年11月14日)
  4. Z世代がLINEの「送信取消は1時間以内まで」で困ってしまう理由 彼らが見いだしていた“他の用途”とは (2025年09月26日)
  5. NHK ONE、簡単には「閉じられないメッセージ」表示へ 目的は“NHK受信料”の徴収 なぜ強引な仕様に? (2025年11月12日)
  6. なぜ? DMMが格安SIM事業に再参入 povo、IIJと組んだ「DMMモバイルPlus」の狙いを聞く (2025年11月11日)
  7. ニトリの5990円「スマートウォッチ バルカ」を試す 1日以上持つバッテリー、健康管理機能は“お値段以上”か (2025年11月11日)
  8. 楽天モバイルの契約数が「950万回線」に 目標の1000万回線は目前 (2025年11月13日)
  9. なぜ、Suicaは「チャージ上限2万円」なのか? コード決済導入でどう変わる? JR東日本に聞いた (2025年11月12日)
  10. 極薄折りたたみ「Galaxy Z Fold7」「OPPO Find N5」を比較 持ちやすさからカメラ、画面の見やすさまで (2025年11月13日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー