中古端末の取引でよく聞くであろう「白ロム」「赤ロム」という言葉は、どういった意味なのか? 今回は「白ロム」についておさらいしてみよう。
ここで言う「ロム」とは、端末のストレージにあたるROMではなく、端末内の利用者情報を書き込む部分を指す。そこからSIMカードの登場を経て、現在では「契約者情報の書き込まれたSIMが入っていない端末」を指すのが一般的だ。対して携帯電話事業者と契約したSIMカードを差し込んだ状態を「黒ロム」と言う。
日本においては、かつて特定の通信事業者のSIMカードを挿入した場合のみ通信できるように「SIMロック」が掛けられていた。2023年1月現在SIMロックは原則禁止とされているが、ドコモでは2011年以降、au/ソフトバンクでは2015年5月以降に発売した端末でなければSIMロックを解除できなかった。
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