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» 2023年02月04日 14時30分 公開

楽天モバイルの「Rakuten Turbo」のライバルは「Rakuten UN-LIMIT VII」?Mobile Weekly Top10

楽天モバイルがワイヤレスホームルーター向け料金プラン「Rakuten Turbo」を発表しました。しかし、スマホやモバイルルーター向けの「Rakuten UN-LIMIT VII」を目の前にすると、月額料金の面で不利になってしまうという状況です。「敵は内にあり」とは、こういうことをいうのでしょうか……?

[井上翔ITmedia]

 ITmedia Mobileにおける1週間の記事アクセス数を集計し、その上位10記事を紹介する「ITmedia Mobile Weekly Top10」。今回は2023年1月26日から2023年2月1日までの7日間について集計し、まとめました。

Rakuten Turbo 5G 楽天モバイルのワイヤレスホームルーター「Rakuten Turbo 5G」

 アクセス数の1位は、楽天モバイルが新たに投入するワイヤレスホームルーター向けプラン「Rakuten Turbo(楽天ターボ)」と、「楽天モバイル法人プラン」に関して考察したコラムでした。

 Rakuten Turboは専用端末「Rakuten Turbo 5G」と組み合わせて使うプランで、他の大手キャリアのワイヤレスホームルーター向けプランと同様に利用場所を制限しています。他キャリアの場合、利用場所を制限する代わりに月額料金をスマホ/モバイルルーター向けのプランよりも安くしているのですが、Rakuten Turboは「Rakuten UN-LIMIT VII」と比べて少し“割高”となってしまっています。Rakuten UN-LIMIT VIIが他社の「使い放題プラン」と比べると元々安価だということをを考えても、「どうしてスマホ向けプランより高いんだろう……?」と疑問を持ってしまっても無理はありません。

 もしもRakuten Turboが「固定インターネット回線の代わり」という位置付けでRakuten UN-LIMIT VIIよりも通信制限を緩めに行うのであれば、多少割高になることに納得もできるのですが、通信制限に関するポリシー(公平制御の仕組み)に変わりはないようなので、さらに「どうしてこうなった?」感が強まってしまいます。

 もっとも、他社のワイヤレスホームルーター向け料金プランと比べると、Rakuten Turboの月額料金は遜色ありません。でも、もっと安く使えるRakuten UN-LIMIT VIIを目の前にすると、進んで契約するメリットはやはり見いだしづらい所です。

 1位の記事でも指摘はありますが、“安すぎる”Rakuten UN-LIMIT VIIの料金がRakuten Turboの悩みのタネになってしまうのかもしれません。

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