実際に、筆者の自宅で楽天モバイルを固定回線化してみました。ルーターは楽天モバイルで販売中のRakuten WiFi Pocket 2Cを使います。Rakuten WiFi Pocket 2Cは現在お得なキャンペーンを実施しており、楽天モバイルの契約が初めてならSIM契約とセットで実質0円で購入できます。
Rakuten WiFi Pocket 2Cは本来はモバイルルーターで専用の台(クレードル)もないため、自宅で据え置くために100円ショップで購入したスマホスタンドに設置しました。また、常に充電するとバッテリーの劣化が心配だったので、スマートプラグで12時間おきに充電する設定にしました。
Rakuten WiFi Pocket 2Cの設定は簡単で、本体に楽天モバイルのSIMカードを入れればAPNが自動設定され、すぐに通信できるようになります。スマートフォンとの接続も簡単で、本体に表示されるQRコードをカメラでかざすと簡単にWi-Fi接続が完了します。
早速iPhone SE(第2世代)で通信速度を測定したところ、22時過ぎ、深夜0時過ぎのどちらも常時20Mbps程度の速度が出ていました。またドアを2枚挟んだトイレで測定してもほぼ同じ速度でした。光回線が遅くなる場合がある夜間でも、1人暮らしで使うなら全く問題ないようです。
また、Rakuten WiFi Pocket 2Cには接続するバンドを固定する機能もあります。自社回線エリア内でもパートナー回線をつかんでしまう場合には、管理画面から楽天回線のみに接続するように設定が可能です。
本記事では固定回線化にRakuten WiFi Pocket 2Cを使いましたが、他にも使えるルーターもあります。
筆者は以前も楽天モバイルを固定回線代わりに使っていましたが、その際はNECプラットフォームズ製の「Aterm MR05LN」を使っていました。MR05LNのメリットは専用のクレードル(置き台)がある点です。クレードルにセットすれば有線接続もでき、インテリアとしてもRakuten WiFi Pocket 2Cよりオシャレです。楽天モバイルでも動作確認されているので安心ですね。
楽天モバイルでもMR05LN RWが購入できますし、Amazonなどでも購入可能です。発売から時期が経過し、中古も市場に出回っている数が多いので探してみてください。
アイ・オー・データ機器の「WN-CS300FR」もオススメです。WN-CS300FRは据え置き型のSIMロックフリールーターで、メーカー公式の製品ページによると楽天モバイルをはじめ大手4キャリアの主要な4Gバンドに対応しています。有線接続も可能ですし、接続するバンドを固定する機能もあります。価格はAmazonで1万1100円(2023年2月16日時点)と、MR05LNの半額程度です。
また、2023年1月に発売されたNECプラットフォームズの「Aterm MR51FN」は楽天モバイルの5Gにも対応しています。こちらも専用のクレードルがあり、大手4キャリアの主要な4G/5Gバンドを網羅しています。
以上、楽天モバイルを光回線の代わりに使う方法とメリットの解説でした。楽天モバイルなら料金は月額3278円と安く、最低利用期間なし、工事不要で使えます。1人暮らしには非常にオススメですし、光回線の開通までの期間だけ使うのもよいでしょう。
本記事で紹介したRakuten WiFi Pocket 2Cは現在実質0円で購入できるキャンペーンを実施しています。SIMのみ契約でも楽天ポイントが還元されるので、契約時には必ず楽天モバイル公式サイトを確認してくださいね。
シムラボ
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