iPhone 14、iPhone 14 Plusに、新色の「イエロー」が加わることになった。iPhone 13のときはiPhone 13/13 miniに「グリーン」が、iPhone 13 Pro/13 Pro Maxに「アルパイングリーン」が後から導入されるなど、カラーバリエーションの追加はAppleの得意技。発売から約半年たち、徐々に販売が落ち着き始めるなか、季節の変わり目に合わせて改めて需要を喚起する狙いがあるとみられる。
日本では、2〜3月は春商戦の真っただ中。海外以上に新色投入の需要は高い。そうはいっても、あくまで新色。機能的には、2022年9〜10月に発売されたiPhone 14/14 Plusと差分はない。ここでは機能面の話は抜きに、その色味を写真とともにサクッとチェックしていきたい。
まずはパッケージから。iPhone 14/14 Plusともに、化粧箱には正面から見たときのiPhoneがプリントされている。このiPhoneもカラーはイエロー。壁紙も本体色に合わせたものが設定されており、黄色で統一されている。開封前から、新色への期待感を高める演出だ。
本体の写真は以下の通り。アルミでできたフレームは、光の当たり方によってはゴールドにも見えるような濃いイエローで着色されている。光沢感の強いProシリーズのiPhoneよりは、ややカジュアルな印象だが、イエローの色味がアルミの質感と絶妙にマッチしており、他の色よりもゴージャスな印象だ。全6色の中では、最も高級感を醸し出したカラーともいえる。
ガラスの背面もイエローで統一されている。ただし、こちらの色味はアルミフレームと比べるとやや薄めの着色。ガラスの光沢感を生かした、フレッシュさを感じる色合いだ。イエローのiPhoneというと、iPhone X以降、初の廉価ラインとして登場したiPhone XRや、そのXRがシリーズの中心に置き換わったiPhone 11を思い出す向きもありそうだが、色合いはその中間と言えば想像しやすいだろう。
iPhone 14 Plusも、カラーリングは基本的に同じ。ディスプレイサイズが6.7型と大きい分、フレームや背面ガラスの面積も広くなるため、こちらの方がより色が目に飛び込んできやすい。イエローは膨張色に分類される色味のためか、ブラックなどのカラーと比べると、大きさを感じやすい印象もある。
フレームや背面はケースに入れてしまうと見えない……というのはド正論だが、フレームはディスプレイのベゼルの外側を囲むように配置されており、ケースをつけていてもチラリとその色が見える。また、Appleは新色追加に合わせ、イエローのケースも発売した。本体に合わせてそのケースを装着すると、一体感があっていい。本体とケースともに、新生活をフレッシュな気分で迎えたい人にお勧めのカラーだ。
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