Appleは、9月7日(現地時間)、米カリフォルニア州クパチーノの本社にあるスティーブ・ジョブズ・シアターで、iPhone 14シリーズやApple Watchの新モデル、AirPods Pro 2を発表した。iPhoneの発表会をリアルな場で行うのは、2019年以来3年ぶり。製品を展示したハンズオンエリアには、大勢の報道陣が集まり、コロナ禍以前の日常が戻りつつあることがうかがえた。ここでは、新モデルのiPhone 14シリーズを、写真とともにチェックしていきたい。
iPhone 14シリーズは、iPhone 13までと同様、無印モデルとProモデルの2種類に分かれる。Proモデルは、主にカメラが強化されている点でiPhone 13シリーズと同じだ。一方で、無印側からコンパクトモデルのminiがなくなり、代わりに大画面版の「iPhone 14 Plus」が用意された。無印とProで画面サイズの違いがなくなり、どちらも6.1型と6.7型から選べるようになった格好だ。
ハンズオンエリアに展示されていたのは米国版。iPhone 14シリーズの米国版は、物理的なSIMカードを廃し、eSIMに一本化している。そのため、左側面のSIMスロットがなくなり、より洗練されたデザインになった。ただし、米国版はミリ波に対応しているため、右側面には樹脂のアンテナが配置されている。側面のデザインは、物理SIMを採用し、ミリ波に非対応な日本版との違いになる。
iPhone 14とiPhone 14 Plusは、iPhone 13シリーズまでと同様、本体にはアルミニウムを採用する。ステンレススチールを使って、ゴージャスさを出したProとの違いだ。いわゆる“ノッチ”も健在で、外観はiPhone 13シリーズまでのモデルに近い。ブルーやパープルといったカラーは淡い色合いで、iPhone 13 Proのシエラブルーのような色合いに近い。感じ方は人それぞれだが、より高級感が出た印象を受けた。
名称として久々に復活したPlusだが、サイズ感はiPhone 14 Pro Maxとほぼ同じ。ただし、本体にアルミを使っている分、手に取ったときに軽く感じた。大画面のiPhoneが欲しいと感じていたものの、Maxだと機能や重量が合わなかった人には、最適な選択肢になりうる1台だ。
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