マイナポイント第2弾のポイント申込期限は、2023年5月末までに延期された。最後に、マイナポイント連携時に注意すべきポイントをまとめる。
ポイントを申請するために使用する「マイナポータル」アプリにログインする際、パスワードを3回連続で間違えてしまうとロックがかかる。その場合、マイナンバーカードを持参して、住民票のある市役所でパスワードを再設定する必要がある。必ず本人が行く必要があり手間なので、パスワードを記録した用紙は紛失しないようにしたい。マイナポイントの申請にパスワードが分からず再来店する人も多いので注意したい。
マイナンバーカードを申請するだけで5000円分のポイントが付与されると認識する人も多いが、実際はキャッシュレス決済で使用した金額に応じてポイントが付与される仕組みとなっている。
例えば、登録したキャッシュレスサービスにて1万円分使うと(またはチャージすると)、2500円分のポイントが付与される。2万円分を使用(あるいはチャージ)することにより、上限である5000円分のポイント付与が可能になる。申請しても、キャッシュレス決済で支払い(またはチャージ)をしなければポイントは受け取れない。
シニア世代で初めてキャッシュレス決済を利用する人は、チャージ方法や支払い方法も覚える必要がある。ポイントをもらえるキャッシュレス決済の種類も多様なので、事前にリサーチしておこう。
普段から交通系ICカードを利用しているなら、交通費として交通系ICサービスに付与ポイントをチャージしておけば用途が明確で使い切れる。また、頻繁に利用するスーパーで使用できるキャッシュレスサービスを登録するのもいいだろう。
なお、保険証の登録と公金受け取り口座の登録で受け取れる1万5000円相当のポイントは、マイナポータルのサイトで申請して審査が終われば無条件で受け取れる。付与されたポイントを支払いに使う際の期限はない。
小椋賢司
フォスターリンク株式会社代表取締役
通信業界の人材教育の専門家であり、イベント企画運営を10年以上行うモバイル販売専門のコンサルタント。アルバイトスタッフから人材コンサルテインング会社株式会社レジェンドプロモーションに入社。入社後人材教育研修、イベント企画など多くのプロジェクトに参画。特に関東甲信越を始めとする全国キャリアショップの販売研修や販売支援をマネジメントリーダーとしてこれまで数百店舗以上の再建と販売実績向上を支援。2020年に同社フォスターリンク株式会社を設立。日本全国携帯キャリアショップ、家電量販店モバイル部門の経営販売再建を測るコンサルタントとして延べ30人以上のコンサルタントと共に販売支援を行っている。地方自治体のDX支援としてマイナンバー登録イベントの企画運営や人材DX支援も行っている。
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